フェミニストは、祖母とどう向き合うか
こんばんは。WannaBeMEのいっせーです。
夏休み、1ヶ月ほどヨーロッパを旅してたんですけど、日本に帰ってきて一番最初に食べたもの、なんだと思います?そう、学生の味方「ラーメン」です。
僕、ラーメンがすごく好きなんです。スペインにいた時もラーメンが無性に食べたくなって「Takumi Ramen」っていうラーメン屋さんに行ったんですけど、なんとラーメン一杯1500円!(ドリンクのラムネは500円)日本の800円ラーメンが恋しくなりましたよ〜。🍜
さてもう一つ恋しくなったのが「おばあちゃん」。祖母ですね。
隣に住んでてほぼ毎日会うので、手料理とか、ばあちゃんのボケとかが恋しくなるわけですよ〜。それで返ってきて、祖母と再会して割とすぐ、「あんた髭どーするんそれ」「あんたが(家族の)土地(を)継ぐのみんな期待しとるよ^^」(自分のジェネレーションで最年長の男だから)とか言われるわけですよ。
うわ、フィルターないな!!こいつ!とか思うわけですけど、割と日常会話がこんな感じで、僕の髪が長かった時も「女の子みたいねぇ」とか、「彼女いつできるの?」とか、フェミニストの自分からしたらアウトな発言連発なんです。でも、こればかりは仕方ない…..だってジェネレーションギャップとかあるから、ね。と自分には言い聞かせています。でもやっぱり辛い…。ということでこのnoteでは、「フェミニストはどうやっておばあちゃんと向き合うのか」について、自分の経験を書こうと思います。
赤の他人だったら無視するであろう
僕のいう「おばあちゃん」というのは、どっかそこらにいる70代の女性ではなく、自分の祖母のことを指します。別に初めて会った「おばあさん」に「あんた男らしくないねぇ!」とか言われても「早く天に召されてください」と心の中で思って、にっこり笑って過ごすでしょう。
でもそんなこと自分のおばちゃんに言われたら、ほっとけない!自分の家族だからこそ、好きだからこそ、「それは違うよ」とか「それどういう意味?」とか言いたくなる。
今更祖母の考え方や価値観が変わることはないと知っていても、挑戦してみたくなる。生きてきた時代も、環境も、年数も全く違う祖母に「今はこう考えるべきなんだよ」とか押し付けるのも、なんかいやだ。
でもやっぱり、「男の子なんだから」とか「女の子なんだから」とか言われたら、ストーップ!って言いたくなる。
ふわっと戦法
という感じで、言い返したい、言い返したいと思いながらも、なかなか言い返さないままの僕でしたが、ある時、祖母とドライブ中に言ってみました。
祖母「A(叔父)はいつ結婚するんだろうねぇ。もういい歳して、女の人見つけれてないなんてねぇ。」
自分「別に結婚しなくてもいいんじゃなぁーい?」
祖母「うーん、まぁ、最近は昔と違うから(結婚しない人も増えている)?ねぇ。」
自分「うん、自分の行きたいように生きればいいじゃん!」
超ソフトに言って、さらに一番言及したかった「女の人も」という部分に触れられなかった僕ですが、祖母の若干の理解に驚きました。(同性カップルの話はできる気がしない泣)
もしかしたら、この人意外と理解ある…?
本当は結婚のこととか、女らしさとか、男らしさとか、そんなに深く考えていなくて、ついつい口癖みたいに「ちくちく言葉」を言っちゃうパターンかも、なんて思いました。
それじゃあ、このつい言っちゃう口癖はどうやって阻止できるのでしょう。だってやっぱり、いきなり「あんた太ったねぇ!」とか言われたらダメージでかいじゃないですか。フィルターを作るにはどうすればいいんだ!!!
結局ダイレクトに言えない僕
大学ではフェミニストとして「ボディシェイミング」や「〜〜らしさって使っていいのか」みたいなトピックを扱って活動している僕ですが、祖母相手になるとなにも言えなくなることがわかりました。
「ばあちゃん、なんでそんなこというの!男の子でも力仕事が苦手な人もいるし、女の子でもメイクしない人だっているんだよ。それでいいじゃん!」
って言ってやりたいですけど、なんか、疲れて言えない。説明するのが難しい。
毎回諦めちゃいます。
でもそれでもいいのかも。ダイレクトに言えなくても、ふわっと、さりげなく言えたらされでいいのかも。
僕とおばあちゃんの静かなバトルはこれからどんな方向に向かっていくのでしょうか…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでくれてありがとう!みんなは、おばあちゃん、おじいちゃんと「ジェンダー、フェミニズムのトピックについて話しづらい…」みたいな経験ありますか?
それとか、普段から言われるけど、やっぱり傷つく、言い返してやりたいこととか..
そして、どう対応してる?ぜひコメントで教えてください!