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私たちのフェミニズム vol.1


初めまして。
Wanna Be ME代表のしおりです。

本日から3記事にわたって現在の運営メンバー3名の自己紹介と、わたしたちそれぞれにとっての「フェミニズム」をお話していきます。

まえがき

今回、3人それぞれが「私たちのフェミニズム」を語ろうということになったのには、そもそもフェミニズムには定義があるのだろうかという疑問が生じたという背景があります。

「フェミニズム」という言葉を出すたびに、

「フェミニズムっていまいち何なのかわからない」

と言われることが多く、私自身もそれに対する回答にいつも頭を悩ませておりました。

今となってはフェミニズムが含む範囲はかなり広く、定義も様々になっています。

そこで、普遍的な定義を説明しようとするのではなく、私たち3人が思うフェミニズムをnoteに綴ろうと思ったのです。


ということで今日から3回、私たちのフェミニズムをお話していきます。



自己紹介

現在Wanna Be MEの共同代表を務めているしおりです。

私がこの団体を設立しようと思ったきっかけは、自身のイギリス留学でした。

フェミニズムをもっと深く学ぼうという思いからイギリスに留学を決め、フェミニズム・ジェンダー学・クィア理論などを学んだり、大学のFeminist Societyという団体に参加したりしていました。

この団体での経験が私にとって衝撃的でした。

ここでは毎週フェミニズムに関するディスカッションを行い、ときどきイベントを開催していたのですが、その中で、イギリスの学生たちのフェミニズムへの関心の大きさに驚いたのです。

日本ではフェミニズムというワードを出すことさえ抵抗があったのに、ここでは皆がフェミニズムを自分ごと化して活発に議論していました。

そして、私の周りでフェミニズムに興味がある人というと社会学や国際学など近しいものを専攻している学生ばかりでしたが、ここでは違ったのです。

科学、歴史学、政治学、建築学など専攻もさまざまな学生がフェミニズムについて自分なりの意見を持っていました。


私はこの状況に感動するとともに、日本との差を痛感しました。

そこでフェミニズムをもっと身近に感じる人が増えるために自分ができることとして、Wanna Be ME立ち上げに取り掛かりました。


私にとってのフェミニズム

私にとってフェミニズムとは、

「性という縛りから解放され、生き方の選択肢を増やす手助けになるもの」

です。


その名前から、女性のためだけの考えであると思われがちなフェミニズムですが、そんなことはありません。

全ての人の味方です。


おそらくほとんどの人が「女の子だから」「男の子だから」というような言葉で、意識的あるいは無意識的に自らの選択肢を狭めてしまったり、やりたくもないことをしたりといった経験があるかと思います。

これらの常套句を無条件に受け入れてきてしまった私たちですが、本来ならば「女/男だから」ではなく、「わたし」で語られなければならないと思うのです。


「わたしは料理が好きだから将来料理人になろう」

「わたしはピンクが好きだからピンクの服を着よう」

これでいいのだとフェミニズムが教えてくれました。


フェミニズムを学んだことで、それまでいかに自分が社会が作った枠組みの中で生きていたのか、そして他人を枠組みの中で判断してしまっていたかに気づけました。

フェミニズムを学んでから、怒りを感じることも増えましたが、それだけ敏感になれたという証でもあると思います。

もっとたくさんの人がフェミニズムを身近に感じられれば、この社会はもっと生きやすいものになると信じています。


性にとらわれずに生きられる人が増えることを願って、今後活動していきたいと思っています。

これからよろしくお願いいたします💐



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