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#キャミソールで出かけたい

今日は私のモヤモヤをシェアします。

服を着るときに、自分を縛っているものが多いと思うのです。

「この服を着たら周りにどうみられるかな」「私(いまの体型で)この服着ておかしいと思われないかな」なんて考えながら服を選んだことはありませんか。

特に夏。露出が増える季節。体型や服装についての悩みは増えると思います。例えば、「ノースリーブやキャミソールの服で出かけたい」とき、

自分の体型は大丈夫か、体毛が目立たないか気になる人は多いと思います。私も、海外では何も気にせずキャミソールを着られるのに、日本にいるとやっぱり身体のいろいろな部分が気になったり、どう思われるか気にして露出のある服をきることへのハードルが上がってしまいます。

ファッション誌や広告によって作られる理想

20200716 キャミソールで出かけたい①

これはある女性ファッション誌のインターネット記事に掲載されていたもので、露出の多いファッションに対する男性の意見についてのアンケート結果です。

「痩せていない人が露出の多い服をきるなんて!!」と言われているようです。

実際に「あなたは太っているからノースリーブは似合わない、着ないほうがいいよ」と直接誰かに言われたことがある人よりも、このような雑誌記事から、あるいは社会の空気を感じ取って 「あ、自分は痩せているわけではないからノースリーブなんて着られない」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか。

ファッション誌のこのような記事はファッションを楽しむハードルを上げてしまっているし、ファッションの幅を狭めてしまっていると感じます。なにより、美の価値観を大きく狭めてしまっています。

「こんなの気にしない!」「なんか言ってるわ」と思っていても、知らず知らずのうちに美の基準に対する考え方に影響を与え、コンプレックスを感じやすくなってしまうかもしれません。

ダイエットサプリの広告や脱毛の広告も同じです。Youtubeで最近よく見かけますよね。

以前より太った女性が彼氏に「太っているからもう女として見られない」などと言われ、彼女より痩せている女性に彼氏を奪われるような表現の広告が出まわっています。脱毛にしてもそうです。かわいいなと気になっていた女性の体毛を見た瞬間、男性が一瞬にして冷めてしまう様子がオーバーに描かれています。

このような広告を見ると、自己肯定感が下がり、積り積もって自分の身体を愛せなくなるのではないでしょうか。「あんな自分になりたい」というプラスの感情を生み出すのではなく、「こうでなければならない」と脅迫観念のように自身を縛ってしまいます。

誰のために服を着る

例えば露出の高い服を着ようとするとき、気になるのは自分の身体のことだけではありません。

「誘っているように見える。尻軽女に見える」「露出は下品だ」「(ミニスカートなどは)痴漢などの犯罪に巻き込まれやすくなる」「男ウケ良くないよ」

先ほどの雑誌にも、露出の高いノースリーブなどの服を着ることに対する男性の意見が取り上げられていましたが、女性のファッションが男性に結び付けられることや、性的なイメージに結びつけられることはまだまだ多いと感じます。

好きな人のために、服装を選ぶことは表現の1つであり素敵なことだと思いますが、みんなが誰かのために服を着て、おしゃれをしているわけではありません。自分のためにおしゃれをするのです。

女性が露出の多い服を着ていることが、誘っている、性的な関係を肯定しているなどという認識は、性犯罪を助長する考え方であり、なくなってほしいと願います。

私たちが服を着るときには、上記のような世間のイメージや認識もあり、他人の目も気になるのです。

もっと自由に

露出の多い服を着ることについてとりあげましたが、それはほんの1例です。

身体に対するコンプレックスを生むファッション誌の記事や広告はなくなってほしいですし、服装に対して縛りをつくってしまう雰囲気もなくなればいいなと思います。

私は、もっと自由にかわいいキャミソールを着て出かけたいです。


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