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犬のアレルギーとかアレルギーとか

アレルギーっていろいろあります。
食物アレルギーだったり金属アレルギーだったり。ダニアレルギーとかもあります。


食物アレルギーについて

IgE:30%、大体15分程度で反応が見られる
リンパ球:70%、おおよそ24~48時間くらいで反応が出る

この2種類があります
ちなみにIgEとは免疫グロブリンを指しており、血中にある抗体としての機能を持つたんぱく質をさしています

この2つの検査を実施して原因を探っていくのですが、
アレルゲンになりやすいたんぱく質は高分子であるため、低たんぱくである加水分解たんぱく質や、アミノ酸、オリゴペプチドを利用したフードがアレルギー対応食として販売されていることが多く、実際そういったフードを獣医さんに勧められた方も多くいるはずです。

ある特定の食べ物を食べて症状が出るようであれば疑わしいのですが、なんだか皮膚をかゆがっていることが続くという場合、自宅ではアレルギーの可能性のある食べ物をひとつひとつ除いていく「除去試験」を実施していくことになります。
ずっと肉がメインのフードを食べていたのであれば魚に変える、それでも変わらないようであれば小麦が原因なのかな?であれば、グレインフリーフードに変える、などです。


たった1日変えただけでは何が原因かがわからないこともありますので、1か月程度実施していくこととなります。
かゆみがなくなれば食物アレルギーだったんだ、かゆみは続いているということであれば食物以外が原因であるため、そこを探っていくようになります。
もちろん、これらは獣医さんと一緒に取り組んでいくことが大切となりますが、今はネット情報が多数ありますので、間違った情報も非常に多く、より症状を悪化させることも多い状態です。


ネット情報に騙されるな


少し余談となりますが、例えば私の友人のわんこでこんなことがありました。
その子はマラセチア皮膚炎に長年悩まされているのですが、シャンプーを変えても変わらない、どうにもならないとネットで評判の液体サプリ?皮膚が改善されると口コミも多いものを試してみることに。

マラセチア皮膚炎にかかったお腹部分


実際使ったところ、よくなっているかどうなのかよくわらかないと相談を受け、原材料を確認させてもらったのですが・・

マラセチア菌はそもそも酵母なのですが、酵母はパンや甘酒の元と一緒で、糖分大好き、体温くらいの温度が大好き、水分も必要とまさに酵母が成育する条件そのままぴったり当てはまるような液体だったのです。
そんな成分のことなんて一般の方はわからないと思いますが、食品メーカーや細菌の知識を持った人ならすぐにわかる内容であってもそれを販売している自称ペットなんちゃらはわからないで販売しているのです。
怖い世界ですが、それが現実です。

ネットは便利であるものの、判断するのは飼い主さんであり、飼い主さんは良いといわれているものを信用してしまうこともあるはずです。
体に出ている反応はわんこの悲鳴でもあるので、きちんと専門家へ相談なりするなどして改善を試みるようにしましょう。

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