わんこらメルマガ No.98 高度な概念の数学ほど、いきなり解答を覚える/数学での近似は不等式で評価

▼わんこらメルマガNo.98
2022/02/06

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【今週の目次】
1.今週の一言
2.わんこら式『高度な概念の数学ほど、いきなり解答を覚える』
・高度になるほど、自分で考えるよりいきなり見た方がいい
・高校数学になると新しい概念の割合が大きくなってくる
・自己流でやると次のステージにいけない
・今までの経験による理解では対応できない
・中学生からは鶴亀算で解けても連立方程式を使う意義
3.数学・物理コラム『数学での近似は不等式で評価』
4.ふにゅ
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1.【今週の一言】
こんにちは、わんこらです。
今回はかなりわんこら式の根幹に近い、自分で解くよりいきなり解答を見て書き写した方がよい場合の話を書きました。
数学コーナーでは近似について書きました

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2.【わんこら式】

『高度な概念の数学ほど、いきなり解答を覚える』

・高度になるほど、自分で考えるよりいきなり見た方がいい


今回はまずそのまま解答などを覚えることについて書きたいと思います。


もちろん問題設定の読み取りが重要とか、内容は平易で複雑なタイプとか場合によることもあって

問題を読むことを何度も繰り返した方が良いような問題もあったり,取り組み方を経験した方がいいということでテストのように解いていくことが大切な問題もあったりなど

解答をそのまま書くのがそんなに合わないような問題の属性もあったりします。


・高校数学になると新しい概念の割合が大きくなってくる

そこで例えばベクトルや数3の極限などの例を考えてみます。

これはもうほんまにそのまま解答を写して覚えることが大切な分野になってきます。

最初に自分で考えるのがむしろ害悪なくらいになってくるねん。


何故かというと、特に高校数学に入ってくると

新しい概念の勉強

の割合が大きくなってくるねん。


そこが算数や中学までとは違うとこやねん。


そこを解答を見ずに自分なりに考えて問題を解いたってことになると

その新しい概念や解き方の作法やコツなどを覚えて

新しいことを頭にインストールことで成長するのに

自分の中にある自分なりのやり方をしてしまうと、その新しいものがインストールできなくて成長しないねん。

・自己流でやると次のステージにいけない

ベクトルも確かに平面図形的な知識があれば解けるような問題があったりもします。

でもそこでベクトルの考え方や、確立された解き方など

それを覚えて新しい武器を手に入れていくことで成長するねん。


だからもっと難しい問題とか、今までは解けなった問題が解けるようになったりとか

新しい概念や考え方が出来るようになって物事の見え方が変わるようになったりするねん。


・今までの経験による理解では対応できない

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