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今一番行ってほしい国「キューバ」の記録

2018年11月末、一週間のバケーションをとってキューバに行ってきました。

フリーランスだった去年は自由にいろんな国に行けていたので、もうしばらく旅はいいかなーと締めのシンガポールに行ったのが7月のことです。それからたった4ヶ月。そういう運命みたいです。

「キューバ行ってきた」と言うと、だいたい「なんでキューバなの?」と聞かれます。少なからず理由が要るデスティネーションみたいですね。そのあたりも交えて、旅の記録を残しておきます。

2018年、なぜ今キューバなのか

キューバとの縁は、実はけっこう遡ります。日本からキューバの首都ハバナへはカナダ・トロントを経由する便が一般的なのですが、まだ学生だった2012年頃にそのトロントに住んでいたことがありました。

そのときに、せっかく近いので1人でキューバに行こうかなーと思って。旅行を手配する寸前まで行って、いろいろ調べてもいたものの、タッチの差で現地の仕事が決まってしまったんです。

まさかそんなに早く決まるとは思っていなかったのですが、その機会を逃すわけにもいかず、旅行はやめてトロントで働くことに。そんな経験から、ちょっとだけ心残りな感じを6年も引きずっていたのでした。

↑トロントに着く前の飛行機から。6年ぶりの景色を見下ろし感傷に浸っている。

で、今回たまたま一緒に行ける友達がいたので、サクッと乗っかったという経緯。ごはん食べているときに「友達:キューバ行かない?」『わたし:え、行く』と秒で決まりました。

なんか、最近思うけど、今でも仲良くしている数少ない友達ってそんな子ばっか。価値観があう人がなかなかいなくて苦しい毎日です笑

キューバは、長い間アメリカと国交断絶していたために、新しいものや外のものがほとんど入っていない珍しい国です。今でも50年代のクラシックカーが走っていて、マクドナルドやスタバのようなチェーン店も一切ありません。インターネットも普及しておらず、街中でちょっとした日用品を買うのも一苦労。

社会主義国家なので、医療や教育は基本無料。貧富の差はなく、お金持ちになりたいという気持ちをほとんどの国民が持っていないので、とても平和で明るい国です。

そんなキューバが、今変わろうとしています。

2015年にアメリカと国交が回復し、だんだん先進国のものを取り入れるようになったからです。

実際、今走っている車は古いものばかりではなく、2〜3割は新しい車になっていました。インターネットもお金を払えば使えます。スーパーもあり、行列に並ぶのは大変ですが、一応ちゃんとした生活用品が手に入ります。

同じ宿にいたキューバ2回目の韓国人バックパッカーいわく、「5年前と今では何もかもが違う」そうです。早く行かないと!というわけで、今一番行くべき国だと思うのがキューバなのです。


キューバの首都・ハバナへ

キューバへのエアカナダ便は、深夜着。真っ暗ななかタクシーでハバナの街へ向かい、最初の1泊だけホテルに泊まりました。

キューバでは、民泊スタイルのCASAという宿泊施設が一般的。「キューバに行ってまでホテルに泊まるの?」と言われてしまうくらい、CASAが普及しています。ふらっと入ればだいたい泊まれる、無計画旅人に優しい国です。

ハバナ、明るくて良い雰囲気。さっそく陽気なミュージックが聞こえ、クラシックカーがたくさん走っていて、テンションが上がりました!

かわいすぎる。この旅で合計何枚くらい撮ったかなーと数えたら、クラシックカーだけで60枚ありました笑

ハバナは意外にシーフードが美味しくて、こんな感じの港町っぽい光景もあります。

飲んでばっかりの旅でした。モヒートが美味しすぎる。。モヒートはハバナ発祥のカクテルです。あとはキューバ・リブレ(ラムコーク)も有名で、どっちも大好きなカクテル。基本的にどのBARに行ってもサルサ音楽を生演奏していて、お酒もご飯も美味しくて贅沢極まりないです。

公園でもサルサに全力で乗り切っている現地人たちがたくさんいました。音楽って生きていくのに欠かせないんだな……(なのに日本は屋外演奏とか厳しすぎでは)

とうもろこしが一番美味しかったかもしれない。ワカモレ&マヨディップ、いい感じ。

有名所も見ておきました。これは革命広場。よく写真で見るチェ・ゲバラのモニュメントがあります。観光客だらけでしたね。

夜は何が起こったのか、突然ホームパーティーに巻き込まれたり、葉巻を買えと脅迫されて黒人男性に叫びながら追い回されたりしました(わりと怖かったから走って逃げたw)


古都・トリニダードを歩く

車で5時間(長い)かけて古都・トリニダードに行きました。

街全体が世界遺産に登録されていて、古い街並みが残っています(超聞き飽きたフレーズですが)。石畳とカラフルな家屋がきれいな、とてもフォトジェニックな街。

家が本当にかわいい。残念ながらカラフルな壁の前でポーズを決められないタイプですが、かわいい街は好きなので一生歩いてられる。

小さくて何もない街だから2時間くらいでまわれるけど、数日だらっと滞在するのもいいかもなーと思いました。この街こそ、これから変わっていっちゃうのかもなあ。。

ふつうに馬車が使われている。クラシックカーと馬車。葉巻にモヒート。フルーツ売りの屋台。ここはいつの時代なのかな?と思いました。

「カンチャンチャラ」っていう、レモン&はちみつをラム酒で割った地カクテルが有名。ここでしか飲めないらしく、観光客に大人気です。ちなみに、日本人はあまりいません。欧米のツアー客が多いです。

広場のほうに行くほど色が鮮やか!パステルカラーからだんだんビビッドカラーのおうちが増えていく感じ。

マーケットのお土産もかわいい。普段こういうの買わないけど、つい買ってしまいそうになりました。輸入販売とかしたくなっちゃう。

家と車のカラーが合っていると「きた!」と思ったり。

西部劇かな?

うーん。写真が追いつかない。まだまだ山のようにあるけどこのくらいにしておきます。


カリブ海リゾート・バラデロで休む

またまた車に乗って、カリブ海きってのリゾート・バラデロへ。キューバにはリゾートのイメージがあまりないかもだけど、とてもクオリティの高いホテルに低価格で泊まることができます!日本人も少ないし、超穴場。

そういえばクラシックカータクシーはなかなかパンチが効いています。どんどん人が相乗ってくる。。音楽ガンガンだし、揺れるし跳ねるし。さすがにオープンカーは短距離用ですね。こういう経験をするたびに、「若くて体力あるうちにもっと旅しないとなー」と思わされます笑

バラデロはもう本当にただのきれいなカリブ海!!水が透き通りすぎでした。キューバにはインターネットがないので、パソコン作業をしている人どころか、スマホを見ている人すらほとんどいないのもポイント高い。デジタルデトックスの聖地と呼びましょう。

ゴルフコースやプールもあって、オールインクルーシブで楽しめますので、一生遊べますね。食べて飲んで寝て遊んで。人間これだけでよくないですかね。ホテル名は気になる人にだけお教えします。

次の日は嵐が来て大荒れになってしまって寒かったけど、リゾートの嵐ってそれはそれで楽しい。波が豪快。近所のスーパーに行ったりしてまったりして過ごしました。

仕事が本当にバッタバタしっぱなしのまま、何も決めずに行ったけど、わりと全部うまくいってよかったな。

お互い旅慣れていて言語もそんなに問題ないと、とてもスムーズで最高です。とはいえキューバはあまり英語通じませんけどね。ノリで会話です。

ちなみに今回も荷物はこれだけ。パッキングのプロなので最近は温かい国ならこれでどこでも行けるようになり、かなり楽です。確実に人生で身につけるべきスキルNo.1だわ、と思いました。


「行かなければいけない国」が確実にある

行きたい国に行く、やりたいことをやるのも大事だけど。

「今、行かなければいけない国」「今、やらなければならないこと」ってやっぱりあるなーと強く感じました。キューバ、とてもよかったけど、やっぱり国交回復からたった3年でだいぶ変わってしまっていたので。これからどんどん今の姿はなくなってしまうんでしょう。

そう考えると、ヨーロッパとか行きたいけど全然行けないんだよなあー。。もっとお金的にも人間的にも余裕ができ、人生の酸いも甘いもわかってきた40代とかで行ったほうが、絶対楽しくないですか……?

そんなことを考えつつ、次はどこへ行こうかなーと思ったのでした。予想では、2月くらいにふらっと近場に行ってしまうかも。食べるだけのグルメ旅がしたいなあ。

とりあえず、おわり。初の旅noteでした。ではまたー


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