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情報発信の具体と抽象

たまにお勉強でNewsPicksの有料コンテンツ動画の「WEEKLY OCHIAI」を見たりします。なぜかというと意識高い系を演じたいからです(。)

日テレのニュースZEROのコメンテーターとしても出ている落合陽一さんですね。


この間は「シンギュラリティ」についての対談。

AIが人間を超えるポイント=シンギュラリティについて、ヤフーCSOの安宅さんと議論を交わしていました。

・・・はい。

地方私立文系大のアッシには98%ぐらい何を言っているのかさっぱりわかりません。ちなみにシンギュラリティはあと数年で起きるそうです。知的な生産活動を生業としている人は、今後職がなくなる危険があるとかないとかも言っていました。サッパリワカリマセン。CSOの意味もヨクワカリマセン。


なんでこんなに分かんねえんだ!!と自分の理解力の無さを嘆きながら理由を考えてみると、WEEKLY OCHIAIってNeswPicksの課金読者にしか見られないコンテンツなので、見る層が限られるんですよね。

だから、めっちゃニッチで技術的に具体的な話をすることが多い。しかも対談相手がその道に詳しい安宅さんだからなおさら。とことん具体的なお話をするわけですよ。

その道に詳しい人は「ああ、なるほどね。そんな考えもあんのね」

なーんて思えるんでしょうけど、僕にはムリでした。ワカリマセン。

でも「何が何だかわからないことを理解しようとする」ときってどっか普段と違う頭を使っているような気がするので脳トレのような感覚です。もはや脳トレのために視聴しています。


逆に、マスメディアはある程度かみ砕いて、「抽象的な話」をします。

・AIが私たちの暮らしにどう影響しているのか。
・AI技術のこれから

みたいに、抽象度を上げて広く伝えるようにするわけです。なんせ「マス」メディアなので。

だから、ある人にとっては「知らなかったー!」という話が、詳しい人には「へっ、まだそんなレベルなのかよ。マスコミは遅えな」となります。ネット社会で誰もが詳しく調べられる時代なので、なおさらこの傾向は強いですね。


でも、抽象度が高い情報というのはよく刺さります。
・20代ですべきこと7選
・同棲前にやっておくべきこと5選

とか。今の僕なら思わず見ちゃいますね、ハイ。

なので、具体と抽象をうまく使い分けることが、情報を発信する側には大切になってくるのかなと。

○選ネタばっかりやっていても、抽象度が高すぎて「んん?どっかから拾ってきたネタでずっとやってるな?」と思われちゃうので、自分の体験談を入れ込んだりする。

抽象度を上げた説明から具体を出すことで、より情報は刺さります。抽象的すぎても、具体的すぎても刺さる人は限られる。このあたりの使い分けを読者目線で駆使することができると、「この人の発信の仕方上手だしおもしろいな〜」となるんだと思います。

意識して書きたいもんですね。やっぱり言語化力に尽きる。そんな気がします。

【あとがき】
逆に、具体を突き詰めてニッチ中のニッチ情報を発信する手もあります。専門的な知識がある人ならなおさら。ネットで幅広く誰とでもつながれるので、ニッチな情報が思わぬ方向で拡散したりすることもあります。まあ、知識だけじゃなくて自分の体験でもよくて、どうエッセンスを抽出するかだと思います。それもまた言語化なので、奥深い。

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