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【お弁当】「昼食後の教室の臭いに勝利した」って話part2

和仁僕です。
part1は下のリンクからどうぞ。

作戦①【弁当を食べない】は失敗に終わってしまった。次の作戦だ。 

作戦②【臭いのキツいものを食べる】

これはなんとも逆転の発想だ。作戦①は被害者ヅラをすることに対して、作戦②は自身がテロリストになることなのだから。

「誰よりも臭いの濃いモノを食べる」そうすれば憎き弁当臭の1番の原因は私になる。

そもそも弁当臭に関しては、私含めクラスメイト全員が共犯者であり、嫌悪をする対象がとれないことが問題だった。しかし、私自身の罪が最も重ければ嫌悪する対象は漠然とした”クラスメイト”ではなく明確に”私”となる。

私は自身が招き入れた結果(=弁当臭)にケチをつけるほど愚かではない。

故に私は教室でカレーを食べた。教室の臭いは突如現れたテロリスト(=私)に支配された。

1日目、2日目、3日目、4日目、、

しかし、5日目にして突如私はテロリストでは無くなった。カレーという爆弾を家に忘れてきてしまったのだ。仕方なく購買で惣菜パンを購入し教室で食べた。それが非常に美味しく感じ、それ以降カレーを食べることは無くなった。

勿論カレーに飽きていたというのもあるが、内容物が固定の【お弁当】というのはエンタメ性が無かった。『印象に残る幕の内弁当は無い』というように、内容物が決まっていると面白く無い。

「今日のお弁当は何が入ってるのかな?」
「どの順番でおかずを食べようかな?」
といった、この小さなワクワク感を産み出してくれるのが、毎日の【母の手作り弁当】の良さだったことに気付かされた。母に感謝である。思わぬ副産物を得た。

さてさて、作戦②の【臭いのキツいものを食べる】も私の食の飽きによって失敗してしまった。


いよいよ次は最後の作戦である。
part3へ続く。

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