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オフィス相場が悪くなる中、霞が関も働き方改革からは逃れられず、エンタメとなにかを融合させることはどの範囲まで可能性をもっているだろうなどと

最近の小ネタ。

オフィス賃貸事情

東京ビジネス地区の5月時点の賃貸オフィス事情。

・平均空室率5.9%
・平均賃料21,249円/坪

順調に悪化を続けている模様。

他のソースでも。

http://www.building.co.jp/wp-content/uploads/2016/09/chiyoda.pdf

ここ1年で見ると、結構数字は悪くなっている感じ。


居住用物件の家賃の話を日常的にするのは、関西人ぐらいじゃないかと言われているので、あまり他の地域で家賃の話はしないほうがいいが、オフィス賃料というのは、体感では、ビジネスでも案外良く出る話題で、相場感みたいなものがあると、地味に役に立つ。

地方を拠点にしていると、東京のオフィス賃料には疎くなりがちなので、丸の内、大手町の賃料ぐらいはたまにチェックすることにしている。一番高いところがわかれば、あとはなんとなくディスカウントした値段を言っておくと、そんなに外さないような気がする。

取り敢えず、東京の坪単価がいかに高いか、と言うことを、把握しておくことが重要である。なんしか、丸の内あたりだと坪4万ぐらい、23区内であれば、よくわかんない駅とかでも、大阪で一番高いぐらいの値段は余裕でする、とだけでも知っておくと、常識のないやつ扱いを受けずにすむ。

今後のことはわからないが、取り敢えず、商売をするのに場所は重要であるという認識を持っている人は多いので、汎用性の高い話題である。

みんな知ってた霞が関のブラック労働

いまさら国家公務員がだいたい過労死ラインを超える労働を続けていると言われて、驚く人もいないだろうが、最近、しきりと報道されるようになった模様。

そうはいっても、一部の「ビッグ・ディール愛好家」には、たまらない職場である霞が関だったのだが、最近は、民間の一流()企業のほうがはるかに待遇がよいとあって、優秀な学生から徐々に敬遠されがちになってきたと聞くので、やや心配なところではある。

とはいえ、十分な給料を払うと、財政的に成り立たないところもあるだろうし、じゃあ仕方ないので、行政サービスを悪くしましょう、ということを大っぴらに言うわけにもいかないだろうし、よく知らないけどきっと大変なんだろうなあと。

いわゆるプロフェッショナルサービス的な業界もそうだが、長年、普通の人ならすぐに体を壊すような激務を楽しくて仕方ないと思うような変態か、長時間労働を屁とも思わないような体力オバケだけが生き残ることにより、生態系が維持されてきた業界にとって、働き方改革というのはなかなか厄介なものである。いい悪いを抜きにすれば、そういうサービスは、ついていけない人間を切り捨てて、一部の変態だけが生き残る仕組みにより、なんらかの質が担保されてきた、という面も無くはないようにも思う。

今後は、若い労働力や中途採用市場での競争力を確保することも重要なので、うちは変態しかいらん、みたいなストロングな方針を貫くのはなかなか厳しいだろう。そんな中、人をどう育てるかということも大事だろうし、もっと大変なのは、どうやって淘汰のメカニズムを働かせるか、ということなんじゃないかと思う。まあ、そういう発想がもう通用しないのかも知れないけど、どんな「向かない人」でも雇い続けることって、よっぽど幅広なポストを持ってる組織でもなければ、無理があると思うんだよね。

TikTok禁止令とは結局何だったのか

バイデン氏、ついにTikTok禁止令を撤回するに至る。今後は、個別にこれは安全保障上の問題になるのかどうか、というのを検討することにしたらしい。

TikTokカルトが話題になったのも、ほぼ1年前。結局、そういうのが嫌だっただけなんじゃないのかなあというのは、今でも疑っているところ。

ちなみに、現在はスポンジボブカルトが流行っているらしい。


韓国エンタメ業界に見るコマースとの融合

2月の記事。アーティスト依存型のエンタメ企業的ビジネスが、ファンとのコミュニケーション及び物販というアーティスト間接参加型のビジネスへと転換しつつある、という話。

こないだ、イサカ・ホールディングス(ジャスティンビーバー、アリアナグランデ所属)をお買い上げしたHYBEも、今後、旅行、不動産、コミュニケーションなどのライフスタイル分野へも進出を計画しているとかなんとか。

コンテンツを持っている会社が実業を買うのは、どこの国でも普通にできそうなことだ。そういえば、昔のお客さんが、モデルとかの芸能人を使って、コスメやファッション雑貨類のマーケティング・プロモーションをするという、言葉にするとごく普通のことだけど、それをタレントの売りだしとかと上手に絡めていい商売やってたなと。あれもエンタメと物販をうまく融合させてたものだったように思う。

ここでまた、無理やりいわゆるプロフェッショナルサービスの話に持っていくわけだが、エンタメ性を高めよというところまではいかなくても、プロフェッショナルサービスを提供する際に、ユーザーエクスペリエンス的な部分をどうデザインしていくかっていう議論を、あまり聞かないような気がするよな。たぶん、もったいないことだと思う。

ちなみに自分は、楽しみながら仕事をするような感覚とか、現場にちょっとしたプラスをすることを商売のコツだと考えていて、あいつを呼べばなんか仕事が面白くなるから呼ぼう、みたいになればいいな、というようなことを考えながら、日々模索を続けている。


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