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おれはUAEの火星探査機に砂漠から砂漠への旅を想像し、DarkSoulsⅢの建築鑑賞からおれは来るべき火星建築を想い、ひとりで満足する(ネットサーフィン記2020/7/19)

UAEの火星探査機「HOPE」がついに打ち上げられそうだ。

昨今の天候不良でしばらく延期されていたUAEの火星探査機「HOPE」の打ち上げが2020/7/20 午前6時58分に決定。三菱H-ⅡAロケットで種子島から打ち上げられる。

おれはできたらライブストリームとかを見たいと思っているが睡魔との戦いに勝てるだろうか。備えはまったくない。

100年とかいう単位で考えられている計画。最終的にはひとを住まわせようみたいな話もある。まあ潤沢なオイルマネーあってこそなんだろう。余裕があるうちに先行投資、ということなのかもしれない。そうであっても、砂漠から宇宙を超えて砂漠へ都市を建設する。これは浪漫じゃないか。

建築のPROがダークソウル3の建築を見ながら語る。

ゲーム内の建築物について、建築のリアルをふまえつつ鑑賞する。もちろん、現実世界ではないので、地球の常識で考えるとナイことも出てくるのだが、それを単純に非現実的だで終わらせるのではなく、現実ではこうなんだけど、こうなってるってことは、こういうことなんだろうね、みたいにちゃんと乗っかって解釈しつつ話してくれてる知的エンタメ。めっちゃ面白い。というか、この「ゲームさんぽ」シリーズのことをよく知らなかったけど、他のも面白いな。

知識があると、物事の楽しみ方の幅が増えるという良い事例。一回こういう話を聞くだけで、建築を見る目が変わる。そういう積み重ねが、世界が面白くしていくのだとおれは思う。

建築というものは、生活していると日常的に目にするものなのだが、意外と楽しみ方が知られていないジャンルだ。もちろん、だれもが知っているランドマークみたいなものは、観光ガイドめいたもので触れられたりするのだが、普通の街並みとか、なんてことないビルとかも着眼点がいくつかあると途端に面白くなる。

建築をちゃんと語ろうとするとやはりアートの世界のように様式とか歴史とかを知ってないといけないのだが、おれは基本的にそういうのは知らない。しかし、そういうことを知らなくても、例えば、少なくとも建造物は人が作ったものなので、どの一部分を取っても、何かしら作った人間の理由もしくは事情があるものだ、ということを知っていると、なんとなく、それを想像してみる遊びみたいなことができるようになる。おれはそういう風に楽しんでいる。

この動画を見ておれは、ヴァーチャルな建築物を多くの人に見てもらおうとした場合、いま一番いい媒体はゲームのトリプルエータイトルなのかもしれないなということも思った。そう考えると、建築家にとってもゲーム制作は結構やりがいがある仕事なのかも知れない。建築業界でどう評価されるのかは知らないが。

制作側としても、より体験の質を高めるために、景観をどう作っていくか、ゲームの都合だけではなく建物がどうしてここにあるかについてのリアリティをどう考えるか、みたいな部分で、専門家の知見を取り入れていくのは全然ありだ。ていうか、すでにそうなってるんだとしたら、建築ファンはゲームをプレイすべきだろう。

まあ、建築家たるもの物理建築を作ってナンボみたいな価値観もありそうな気がするが、建築に興味を持つ入り口がゲームということもあるだろうし、業界全体のことを考えると、ゲーム世界の建築の質めいたものを向上させていくのは結構ありなんじゃないかとおれなんかは思う。

話されている内容の中では、山があるから日本人は建築に対する意識が低いみたいな話が面白かった。これは、最初のUAEのはなしとおれのなかで多少つながっていて、ドバイにはどうしてランドマークパワーの強い建物が建つのか、つまり、どうして砂漠の建築物は大胆なデザインなのか、ということに対する、一つの理由であるように思った。

砂漠は、きっと単調だ。だから建物によって、景観を作ろうとなる。また、砂漠の都市は過酷な環境を前提に作られている。砂漠に都市を作ることは、人口環境を作ることだともいえる。それは、火星を開拓する時にも必要となってくることだ。砂漠に都市をつくることはいずれ火星につながってくる。するとやはり火星には、斬新なランドマークが建築される可能性が高そうだ。色々なことがつながってくる。

日々雑多な情報を集めていると、今日のように関係なさそうなものがつながって、新しいものを発見することがたまにある。そうやって、おれの世界はまた面白くなっていくのである。


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