ワンクラフトデザイン

IBM AS400のRPG開発を40年続けています。いま[ASSG]と名付けた開発支援…

ワンクラフトデザイン

IBM AS400のRPG開発を40年続けています。いま[ASSG]と名付けた開発支援ツールを作成中で、その開発記録をnoteに残していくことにしました。個人事業主で、在宅でシステム開発のお手伝いをしています。趣味は昭和歌謡やロックやJAZZなどを聴くこと。

最近の記事

構文チェックは続く

前回は、メモ機能を使った「構文チェック」を紹介しました。 チェックは出来るようになったのですが、「エラーをどう通知するか」で苦労しました。目標は2つです。 ①エラー内容が確認できる ②エラー行が確認できる ①「エラー内容の確認」。 これは構文チェックで行っている「行の記号化」をした結果情報をそのまま表示することにしました。試してみると意外に分かる内容なので、そのまま使い続けています。 ②エラー行の確認 エラー行の「反転表示」に挑戦しました。 VBAの[SelStart][

    • ASSGエディタの構文チェックでもメモ活躍

      ここ数日間、所得税の「更生の申請」にかかり切りでした。(過年度の確定申告の訂正) 私は個人事業主で、特定企業の基幹システムの保守を請負っています。このような労働形態の場合「家内労働等の必要経費の特例」の対象になります。必要経費が55万円以内であれば、55万円が必要経費になります。5年以内で更生の申請ができます。 5年分がやっと終わり、ちょっとしたクリスマスプレゼントになりました。 前回、ASSGのメモ機能について メモ機能は「必要なことを簡単にメモ書きしておき、いつでも簡単

      • コード入力のお助け「メモ機能」

        前回は、ASSGで書くコードで置換式が使えるようになったので、例えば「得意先の検索コード」を作っておけば、フィールド名や標識などの書き換え無しで同じコードが使える、ということをご紹介しました。 今回はその「得意先の検索コード」を簡単に呼び出せる「メモ機能」について書きたいと思います。 メモ機能は「必要なことを簡単にメモ書きしておき、いつでも簡単に呼び出せる」機能です。 最初に「いつでも簡単に呼び出せる」について紹介します。下の画面は、画面設計で得意先コードのフィールド設定ウ

        • どっちにする?固定形式と自由形式

          昨日の日記でASSGで生成したRPGコードを紹介したので、今日はRPGコードに関する個人的な思いを書いてみます。 初期のRPGは「固定形式」でコードを書いていました。固定形式では何桁目が何の意味、という様式を持ちます。様式は複数あり、6桁目が様式を表します。[H]が制御仕様書、[F]がファイル仕様書、[C]が演算仕様書などと呼ばれます。 この様式が良くも悪くもRPGの特徴でした。仕事を始めた当初は、様式別のコーディング用紙に机でコードを書き、端末に座ってSEUで入力し、コ

        構文チェックは続く

          開発支援ツール製作のきっかけ3

          今日も開発支援ツール製作のきっかけです。 フィールド単位のイベントコードが書けるようなり、「この項目はなんの値で初期化して、検索も出来るようにして、どのような入力チェックを行う」というのが見やすくなりました。 一方で、いまだに面倒なのが「同じ検索ロジックなのに、フィールド名が異なったり、画面上の位置(何行目の何桁目)が異なるので、コピペしたコードをチマチマと書き換える」といった作業でした。 これよく間違えるし、後で画面に項目が追加されて既存の項目位置が変わると「検索できなくな

          開発支援ツール製作のきっかけ3

          開発支援ツール製作のきっかけ2

          昨日に続き、開発のきっかけです。 画面ソース生成ができるようになると、RPGソース生成もしたいって欲が出てきました。 RPGでは画面も1つのファイルで、プログラムとの入出力は「レコード」になります。画面に10個のフィールドがあれば、10個のフィールドが横に並んだ1つのレコードとして入出力が発生します。(外部記述になるとその感覚はありませんが) イマドキの言語ではフィールド単位に「イベント」が発生するので、「このフィールドで、このイベントが発生したら、この処理をする」って書けま

          開発支援ツール製作のきっかけ2

          開発支援ツール製作のきっかけ

          定年退職後、フリーでシステム開発をすることになりました。 久し振りにAS400を使い、RPGがFreeFoemat対応になっていたり、SQL文が使えるようになっていたり、その進化に驚きました。その一方、画面を作るツールSDAが昔のままでガッカリもしました。SDAは画面イメージを描きながら画面ソースを生成する優れものです。しかし、IBM技術者が個人的に作ったツールのため、進化していないようです。 そこで、「SDAに代わる画面設計ツールを作ろう!」と決意したのです。 何をベースに

          開発支援ツール製作のきっかけ

          自己紹介

          初めての書込み。まずは自己紹介です。 プロフィールにも書きましたが、このnoteはAS400の自作開発支援ツール[ASSG]の作成記録を中心に書こうと思っています。こんなニッチなテーマなので見る人は皆無だろうから、気楽にいきます。 約40年前、新卒で入社した会社でS34(AS400の祖先かな)のRPGⅡに出会いました。それまではアセンブラとかFortranとかBASICなどでプログラムを書いていたので、「変わった言語だなぁ」という印象でした。 それからS36,S38,AS40