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どっちにする?固定形式と自由形式

昨日の日記でASSGで生成したRPGコードを紹介したので、今日はRPGコードに関する個人的な思いを書いてみます。

初期のRPGは「固定形式」でコードを書いていました。固定形式では何桁目が何の意味、という様式を持ちます。様式は複数あり、6桁目が様式を表します。[H]が制御仕様書、[F]がファイル仕様書、[C]が演算仕様書などと呼ばれます。

この様式が良くも悪くもRPGの特徴でした。仕事を始めた当初は、様式別のコーディング用紙に机でコードを書き、端末に座ってSEUで入力し、コンパイルしてプリンターから出力されたリストを机に持ち帰ってエラーを潰し、再度端末へ・・・。今では信じられないような作業ですが、少ない専用端末を占有することはできません。

ちょっと話が逸れましたが、今でも固定形式で書かれたプログラムが数多く動いているようです。20~30年前のプログラムが最新のマシンで動く。資産の継承、という意味では素晴らしいことです。一方で、こうしたプログラムの保守管理が難しくなっているそうです。RPGを習得する若い技術者が少ないことが理由のようです。今の時代に先の見えない言語を学ぼうとは思わないから、当然の結果ですよね。
当然IBMさんも時代に合わせた対応重ねてきました。その1つが「自由形式」ですね。桁位置に関係ない、他言語と同様の書き方ができる形式です。IF文やDO文などで段下げもできるので、視覚的に読み易くなりました。また、命令コードも新しくして、他言語に近いものが多くなりました。
演算仕様書だけでも自由形式で書いてあれば、RPGを知らなくても、他言語の経験がある技術者は殆ど読めると思います。また幾つかのプログラムを読めば、書けるようにもなります。さらに、SQLや組み込み関数を使えば、他言語との垣根は低くなっていきます。
実際の現場では、他システムとの連携が必要になっています。若い技術者がトレンドな言語を習得し、その延長上でRPGもできるようになれば良いと思っています。


言語の進化と同時に、開発環境の進化も必要です。ハード的には専用端末の時代からWindowsPCでPCOMやACSなどが使えるようになりました。ソフト的にはRDiや各社から開発支援ツールが出ています。夫々に特徴はあるのでしょうが、個人事業主としての導入はできません。
ASSGは自分のために開発したツールです。協力者のAさんの支援も受けていますが、閉鎖的な(この言葉が相応しいか分かりませんが)ものです。ASSGを我が社の開発ツールに使いましょう、なんてことは無いと分かっています。セキュリティやサポートなど、ハードルは高いです。
でも、自分が開発を続けていくには必須のツールになりました。せめて足跡だけでも残したい。それでnoteを始めました。
#AS400 #RPG #開発支援ツール #ASSG #藤村美樹


今日の歌謡曲ネタですが、今日もミキちゃん、いや「藤村美樹」です。
久し振りにじっくり聴いてみます。
アルバムタイトルの「夢・恋・人。」はカネボウのイメージ・ソングでした。細野晴臣、高橋幸宏などが参加しています。


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