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現役エンジニア、前職の採用と人材不足を考えてみる

こんにちは、ずずまるです。
面接官としてちょろっと採用に関わった程度のエンジニアが前職のエンジニア採用について思ったことを書くポエム記事です。(そこそこ愚痴も入ってます)

ぶっちゃけ前職の採用はまあうまくいってませんでした。

どううまく行ってなかったかというと

「入社する人<<<<退職者」状態で、採用施策を打てば打つほど現場エンジニアが上層に不信感を抱き、最悪の場合退職する...という状態でした。

素人目線ではありますが、何がダメでどうすれば良かったのか考察してみたいと思います。

※身バレ怖いのでフェイク入れてます

筆者はどんな人?

・中小SIer(前職)に新卒入社
・3年目
・ときどき新人の採用面接官

前職の採用がうまく行ってないと感じた理由

大きく以下です。

・現場が欲しい人材を対象にしてない
・採用が現場の実情を知らなすぎる(何ができて何ができてないのか)
・「入社する人<<<<退職者」負のループに入っている

とまあこんな感じです。
以下で詳しく書いていこうと思います。

①現場が欲しい人材を対象にしてない

うちの現場が欲しい人材としては

・要件〜できる人
・Javaできる人
・中堅、リーダーできる人(新卒を多く育てる余裕はない)
・顧客折衝ができる
・クライアントアプリやりたいひと
・最低限、目の前の仕事をきっちりやってくれる

実際採用が多くとってる人材は

・未経験!
・新卒!
・AI、Web、VR(モダンなやつ)やりたい!(弊社やってない!)
・将来的には起業したい!
・若手!

という感じでした。
ちょっと悪意ある書き方でしたが、実際に入ってきた方々は皆さんいい人でした。

めっちゃミスマッチだからすぐ辞めちゃうけど。

トレンドなのかなんなのかよくわからないですが
「ビジネス思考が高い」とか「起業したい!」とかよくわからん意識他界系を雇いたがるんですよね。

ただ肝心の技術力なかったり、なんなら未経験。おまけにそういう方が好きそうな“モダンな開発”とやらはやってないのでまーミスマッチです。

② 採用が現場の実情を知らなすぎる

①にも通ずるのですが、そもそも採用面接や会社説明会で開発現場の実情、会社のこと知らなすぎるんです。

「残業時間5h以内です!(アナタの部署だけ)、モダンな開発やってます!(やってない)〜するとインセンティブもらえます!(嘘)」

とか説明会で言っててびっくりでした。
また、社外向けの弊社の紹介資料も間違いだらけ...正直ケアレスミスの範疇ではなく、「このまま顧客に提出したら怒られるぞ...」ってレベルでした。

レビューとか誰がやってんだよ...と思ったら
社長がレビューしたそうで、なんか残念な気持ちになりました。。。。

③「入社する人<<<<退職者」負のループに入っている

①②から中途入社がなかなか集まらないのは説明できたかなと思うのですが。

入社する人少ないのですが、退職する人が年々増えていました。

理由はさまざまありますが、そのうちの一つに採用を通して会社への不信感が募ったのではないかなと考えています。(それだけではないですが)

というのも、前職の採用担当は企画だけして採用実務(面接、学生のケア)はエンジニアにほぼ丸投げでした。(しかもほぼ説明はなく突然押し付けられてて断れない)

エンジニアはエンジニアで実務があるのですが、そんなことはおかまいなし、炎上してようがなんだろうがお願いしてきます(もちろんエンジニアの実務は減りませんし考慮ゼロです)

ちなみに、この事態に対して声を上げると評価下がります。

結果的に採用の不誠実さを通して会社自体に不信感を抱き、退職者>>>>>>入社数となってしまった感があります。(私もそのひとり)

どうしたら解決できるか考察

ここからはわたしが思う「どうしたら前職の採用・人材不足が解消されるか?」です。

超素人意見ですが書いていきたいと思います。

①募集媒体を変える

そう、そもそも募集媒体を間違えているのです。

「コーポレートサイトの採用ページ」と「某ntedly」の二つだけでやってるのが良くない。(あえて伏せてます※伏せられてない)

某ntedlyに登録してる求職者って「RoRでモダンな自社開発!」「未経験!」みたいな方が多い印象です。完全にミスマッチです。

実際、応募者の情報全部見れるんですが、中途はスクール卒でRoR(前職にRoRの案件はない)やりたい方だらけ、新卒でも同じような方が多い印象でした。

なぜ某ntedlyだけなのか以前説明があったのですが、「ビジネス思考が高く、優秀で意識高い人が多いため」とかでした。そういうのじゃないんだよ...

と心の奥で思ってました。笑

②現場を勉強しろ...とまでは言わないから「何ができて何ができないのか?」「最低限の会社の決まり」だけ抑えてくれええ

ITの知識もいりません、無理に現場に入って体験しろとかも言いません。

とにかく「何ができて何ができない」だけでも把握してほしかった。そうすれば「求職者が実現したいことが弊社で実現できない」系のミスマッチがなくなります。

あと、会社の決まりに関しても、社内規則と間違ったことは言わないように最低限気をつけて欲しいです。シンプルにトラブルになります。(なりました)

③自分たちの手に余る施策をしない!自分たちのリソースの範囲でやって!

採用面接、技術的な質問など、どうしてもエンジニアでなければならないことはあると思いますしそこは現場に任せるべき、とは思いますが

求職者の相談相手だのサポートだのメンタルケア、勧誘...etc

素晴らしい施策でしょうが、その部分まで現場にやらせて残業させられると、「採用仕事逆に何やってるの?」「仕事丸投げ?」という印象を受けてしまいますし、ずっとそういうのやられるとチリツモで辞めます。(辞めました)

さいごに

あーだこーだ素人目線で書いてみました。

前職の職場はなんだかんだ大好きだったので、改善されて良い方向に向かうことを祈ってます。

自分で書いてるうちに、今はまったく採用関係ない仕事してますが、採用についても勉強したい気持ちになりました。



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