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「平日4時間/休日8時間」の洗脳

タイトルは、わたしが在学していた高校の教師陣の口癖です。合言葉みたいに毎日毎日、生徒はこの言葉を浴びせられます。「平日4時間、休日8時間」これ、自宅学習として義務付けられた時間です。
今回は、わたしが高校時代に経験した洗脳教育から考えたことを双子ワーママ的視点で綴っています。

とにかく勉強しろよ

典型的な県立の進学校だったので、教員は休憩時間終了前から各教室の扉の前に立ちはだかっていて、チャイムが鳴ったコンマ数秒の瞬間に黒板の前に登壇し、チャイムが鳴り終わる前にもう授業は始まってました。
教員の口癖は、「平日4時間!休日8時間!」勉強しろよと言う意味ですね。
その「時間」の意味ってなんなんだろう?4時間、解けない問題にうんうん唸っててもいいんかい…。

親に話してみたら

当時、わたしなりに教員の話を聞いて衝撃を受けたので、親に話してみたりしたんですよね。でも、「そうか、がんばりなさい」って感じで、特に疑問も持っていないような雰囲気だったので、そういうもんなのかなと思ったのを覚えてます。
今考えると、少し前までの「長時間残業してる人がめちゃ仕事してる理論」とまったく同じ構図が見えてますよね。と言うか、実は高校が残念な会社員養成所だったんだなと気が付きました。失われた30年を地で行く話で、今思うと震えます。

今なら言える

今なら「先生、頭大丈夫ですか?」「生産性って知ってる?」「言わされたんだね、かわいそうに…」って言えるけど、16歳のわたしはきけなかった。疑問を持てなかったんですよね。

学力の定義も変わってきているし、これからもどんどん変わる可能性を考慮すると、親としてのポリシーみたいなのはしっかりもってたいな、思います。そうでないと学校の方針や教員の言葉に親子で振り回されたりしますから。

貴重な時間の使い方を教える

母校だけではなくて、学校教育ってどうなっていくんだろうなとぼんやりと考えている時、中田敦彦さんのYouTube大学で日本の近代史を見てみました。
え、これ、学校の日本史の授業やめてYouTube大学視聴すればよくない?と思うクオリティでめちゃ面白かったです(笑)
教科書を捨てて、YouTube大学見よう。

時間の使い方は、命の使い方。どうせなら楽しい使い方を学んだ方が絶対いいよねって思うんです。

学びは死ぬまで終わらない

学び方なんてなんでもいいから「おもしろい!」「知ることが楽しい!」「もっと知りたい」と思える気持ち、好奇心。これをいちばん大切にしたい。死ぬまで学びは終わらないのだから、子どもたちには好奇心を持ち続ける人生をプレゼンしたいです。

実は先生も辛かった

就職してから、通勤電車で高校時代の先生と一緒になることが何度かあったんですよね。
「俺も、あの学校辛かった」って、あ〜先生、言っちゃったよ…(笑)
だったらさっさと辛いやり方やめたらよかったのに。別に職を失うわけでもあるまいし。なぜやめられないのか?極めて日本的な自己矛盾を抱えて先生もさぞお辛かったことでしょう、おつかれさまです、と挨拶をしておきました。

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