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【ないものねだり、なんでしょうか?】

昨晩は夜泣きがひどかった4ヶ月の息子。ついに私の口から「あーもう嫌」と言葉が出てしまった。

泣き疲れて眠る息子の寝顔を見ながら、そんな言葉がでた罪悪感に包まれながら就寝…

そのせいか独身時代、メーカー勤務をしていたときの夢を見た。

2年前に介護職に転職してから、初めて会社員時代の生活を夢に見たと思う。

スーツにハイヒール、パーマをかけた茶色のロングヘア。毎日バッチリメイク。週末は寝坊して、1人でお洒落なお店へランチに行く…そんな当時の生活の夢。

今の私といえば、染めることをやめた髪を結ぶかヘアバンド。スニーカーばっかりで、ヨダレで汚れても良いように部屋着の延長みたいな洋服で外出。社会に取り残されていないか不安に苛まれる日もある。

なんとなく懐かしさと寂しさで泣きそうになった。

でもこんなにも懐かしくてキラキラとした夢で見た過去も、当時は辛い日だって逃げ出したい日だって多かった。よくよく思い出すと日曜の夜は、月曜日がくることが怖くて怖くて寝付けなかった。

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これは私が無いものねだりをしているという話ではなく…

きっと仕事にせよ育児にせよ、必死に毎日を過ごしていると、その生活に「いつかは終わりがくる」ということを忘れがちになってしまうこと

記憶の辛い部分は忘れやすく出来ていることの現れではないだろうか?

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きっと、意思疎通ができるようになりイヤイヤ期に入れば、「もう嫌だ」と泣き言を言っていたクセに今のキミを懐かしみ…

キミの結婚式の日には、どれだけ悩んだって反抗期のキミを懐かしんで泣いてしまうんだろうね。

パパと2人でユックリ呑みにいきたい、と思う日もあるけど、行けるようになってしまうとキミとの毎日を懐かしみ、酒のお供はキミの可愛い成長記録ばかりになるんだろうね。

料理の量だって、洗濯物の量だって、きっと寂しくなるね。

やっぱりママは無いものねだりで、ワガママかもしれない。

他のママは当たり前に理解していることかもしれない。こんなママでごめんね。

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私はこういう人間でママ。

いつかは終りがくる

昨日みたいに、もしも我が子と向き合うことが辛くなったら絶対に思い出して、その日を大切にしていきたいです。

同じように辛くなっているママやパパがいたら、同じような人間もいるのだと、このnote で元気になるお手伝いができたら幸いです。

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