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昔の自分の写真が嫌い

過去の写真を見返すことが大嫌い。
卒アルも含めてすべて捨ててしまいたいと思っている。

学生時代に撮った数え切れない写真は、今も実家の押入れ深くに眠っている。見返すこともない。

「卒アル捨ててもいいと思う?」夫に聞いたことがある。
「まあ、普通は捨てないでしょう。」

夫は幼稚園から大学までの卒アルを実家から持ってきている。そして、眺めるのが好きだ。

では、私はなぜ捨てたくなるのか。
学校生活で辛い思いをしたかというと、気にするほどでもない。

特に笑顔の昔の自分を見ると辛くなる。
無知で怖いもの知らずだった自分が恥ずかしく見ていられない。これから起こる数々の試練を思うと何も知らないで、笑っている自分を見るのが悲しくなる。

逆に考えると、自分の今までを全て知っている今が一番安心できる自分なのだと思う。

そういえば、私は、随分若い頃から早くおばあさんになりたいと思っていた。それはきっと、早く歳を重ねて、辛いことを乗り越えて、無敵になりたかったんだと気づいた。

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