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「VARIOUS DAYLIFE」仲間キャラの評価と最終パーティ編成について。

“ジョブ性能のバランス

 予想のつかなさとキャラらしさのバランスはいいのですが、性能面ではちょっと悪いかなと思います。
 あまりにも使いどころが限られているアビリティが多いジョブがある一方で、どのアビリティもすごく使い勝手が良過ぎるというジョブも存在する格差があるので……。”

VARIOUS DAYLIFE(バリアスデイライフ)について熱く面白く語っている人がいたので。私も語ってみようと思います。
主にキャラクターのバランスについて。

以下、Apple ARCADE版のプレイログから振り返っています。SWITCH版ではバランス調整が図られていると思います。なので、参考レベルでお願いします。

各キャラ、解放されるスキルによって、印象を大きく変えることだろう。
ポケモンSVの御三家に喩えるならば、どうしてそうなった!?なラウドボーンと、正当にかわいく/かっこよくなったマスカーニャ、ウェーニバルの様に、二分される。


ブルーノ


序盤において戦士ジョブを伝授してくれる、主人公のお師匠兼兄貴分である。脳筋ステゆえ、仲間が増えると使わなくなる…が、二つ目、三つ目のジョブ解禁で、化ける。
薬師とシャーマンのジョブ。防御力もそれなりに高いので、他パーティの補助役としてラスボス戦まで運用できるだろう。
見た目ザコそう&クソジョブだからと外見だけで判断せずに。病身の妹と二人で暮らす彼が真に何を欲しているか…考えてみれば納得のいく、彼自身の選択肢だ。


ジルダ

いわゆる魔法使いである「書士」は序盤においてかなり強力なジョブ。ブルーノと合わせ攻撃面で、育ち切っていない主人公をサポートしてくれる。
攻撃力が全般的が低いので、中盤以降の運用は苦戦する。「書士」はもとより一つ目に解禁の狩人」も、コンボを決めない限り低火力で、結果、ベンチウォーマーになりがち。
重要なのは3つ目のジョブ「商人」。探索面で役立つこのスキル。他のスクエニゲーよろしく、固定ダメージ1000を与える銭投げが凶悪。
終盤のボスに対して効果を発揮するだろう。敵の猛攻に抗して他の三名を回復&サポートに回して、ジルダだけは銭を投げ続けるのだ。自身の体力を回復するボスが本作意外に少ないので、貯金を吐き出しての地道なゴリ押しもできる。銭闘力の勝利。世の中カネなのだ。
とはいえ、お金は大切かつ有限。主人公も商人にしての、ダブルぜになげだけは、やめておこう。

エフィル

ゼルダはじめ他女性陣を上回るやわらかさが悩みの種。運悪く敵からの集中攻撃を受けて一人だけ戦闘不能になっていることも。
食事強化の「給仕」、戦闘補助が優秀な「踊子」は確かに協力だが、中盤以降はともかく、攻撃手段に乏しい序盤でパーティに加えていると、雑魚に力負けすることも。
上手く使えば最初から最後まで主力として使えるが、下手打つと序盤で二軍入り。使い勝手が分かれるキャラだと、私は思う。とはいえ、かわいいという理由だけで序盤から使い続けたプレイヤーの評価が「ブルーノより有能」に傾くのは、仕方ないかもね…。

メルハード

回復スキル持ちの「修道士」が重要。資金不足ゆえ食糧しか確保できない序盤では、主人公にも修道士を持たせて傷薬代を浮かせたい。防御力がそこそこあり、敵の攻撃にきちんと耐えてくれるのも○。
二つ目以降のジョブ「釣り人」「風使槍兵」は完全に趣味。回復しないターンに風使槍兵のスキルを使うくらいだろうか。最後までメインジョブは修道士で無問題。
見た目からして破戒僧、不良坊主、最遊記で言えば玄奘法師なので、風来坊姿も、しゃんとした礼服姿も様になる。枯れて疲れた感じのおじさまが好きなプレイヤーは、ぜひパーティで運用しよう。


アデレード

強い!絶対に強い!
という声が聞こえそうな女騎士。
仲間にした途端即戦力。そろそろ攻撃面での力不足が見え始めたブルーノを安心して傍に回せる堅物、なおかつ、可愛い。

確定Changeが使える「騎士」「聖騎士」、回復能力抜群の「神官」と、パーティに加えない選択肢はほぼないと言って良い。アデレードを使わないこと自体が縛りプレイではないだろうか。
最後に開放される「聖騎士」のスキルは燃費こそ悪いがこと攻撃力は他スキルと比較して段違い。主人公と合わせダブル「聖騎士」でラスボスに挑むと良いだろう。自分は、御そろいの衣装にして、そうした。
少し脆いのが難点なので、パーティに回復薬はきちんと充てがっておきたい。

ルベンス

全体100%水濡れが可能な「仕立て屋」は、雷魔法を主人公が使う場合の最高のパートナー。
それで押しに押せるのもぶっちゃけ中盤までだろう。強力な単体攻撃、全体攻撃ともに増えてくるし、水濡れが効かない敵も増えてくる。ぶっちゃけ、濡らすくらいなら、殴った方が、早い。
一つ目に解禁される「運び屋」は盗むスキルが使えるので探索面で非常に重宝する。ボス戦では役に立たないので、強力なボスが出現する終盤になるにつれ出番は減る。気づいたらベンチウォーマーになったので「鉄工氏」の特長はよく知らない。私にとってはそんな、割とどうでもいいキャラ。

オライオン


攻撃特化キャラ。火使剣兵は戦士と五十歩百歩なスキルだが、本人の高いステータスゆえ爆発的な攻撃力を誇る。処刑人の一閃はエリアボスも即死させることができる優れもの。アタッカーとしては、アデレードと比べて燃費が良いのも魅力のひとつだ。
メインアタッカーが全体魔法系ならば熱波師の収束化が強く、ボス戦に便利、らしい。が、他二つから浮いたスキルゆえ、大勢は熱波師の使わないまま、強みを感じないまま終わるだろう。


ロゼルタ

魔法特化キャラ。魔法攻撃・敵デバフが主な仕事。学者スキルから放つ100%全体Change技の雷の大魔法が強力。呪術師は敵デバフに特化。
だが、大勢は見た目騎士然としてカッコいい魔法剣士をメインジョブに選ぶことになるだろう。彼女の勝気な性格にもがっちりハマっている。
いずれにせよ、ジルダと違って、魔法の安定感が高いので、魔法使いキャラとして最初から最後まで使える、と言える。

ファナ

一見はかなげに見えて、アデレードから主人公の相棒ポジションをかっさらいに来る、恐るべき女史。いっけんほんわか系の彼女、多彩な才能を持つ。実はカービィなのかもしれない。
探索中に料理が拾える「料理人」は必要不可欠。道中が長いほど料理を拾える機会も増えるので、終盤ほど輝く。
行動回数増加、ダメージ限界突破、バフ永続化の「リュート弾き」もチート性能。攻撃面はからっきしだが。
終盤の道中では必ずパーティに同行させること間違いなしの女史。衣装は「政治家」で固定で良いだろう。可愛いし。


以下、最終パーティの紹介。


各所(攻略サイト)であまり触れられていないのが不思議だが、ラスボス ビオグランデ に対してはパーティを三分割して挑むことになる。以下、自分が組んだパーティを置いておく。

パーティA

長い道中(それも消耗の激しい雪山)を越えて、最後に待ち受ける中ボス×3体の撃破が要件。道中の雑魚もそれなりに強いので、全体攻撃が可能なパーティでいっそうの一掃を心掛けるが良いだろう。ボス戦直前には食料を補給し、最大HPを元に戻すことを忘れないように。
中ボス3体は、互いに得意・苦手とする属性が異なる。例えていえば「マリルイRPG」のレッドウイルス、ブルーウイルス、イエローウイルス。
全体攻撃の雷魔法に対して「こうかはばつぐんだ」「こうかはいまひとつのようだ」「こうかがないようだ…」と分かれるのがイやなところだが、それでも総ダメージ数は単体攻撃に勝るので、かまわず放ち、まずは敵の数を減らすことに徹しよう。

  • 主人公(聖騎士、修道士):攻撃は行わず回復に徹する

  • ファナ(料理人、リュート弾き):ひたすらロゼルタかオライオンに手番を回す。ゲージが溜まったら主人公と連携技。

  • ロゼルタ(魔法剣士、学者):削り役

  • オライオン(火使剣兵、処刑人):トドメ役

パーティB

砂漠のど真ん中で青いゴーレムと対峙。単体攻撃+行動が遅い+攻撃しないターンがある敵なので、主人公に攻撃と回復両方ジョブを装備させておけば、タイマンでも実は倒せる程度の強さ。他3人のパーティは、育ちきってないキャラをあてがい、デコイにしても何ら問題はない。ゴーレムに殴られて死亡&砂漠にしかばねが放置というのは凄惨な図だが、「弱いのがいけないのだよ」と嘯いて、次に進むが良いだろう。

  • 主人公(聖騎士、修道士):攻撃と回復を繰り返す

  • エフィル:デコイA。すぐしんだ…

  • ルベンス:デコイB。割としぶとかった。

  • メルバード:回復ができるデコイC。助かった。

デコイなので

パーティC

ラミエルみたいな?ラスボス故、長期戦&状態異常への対応&全体攻撃に対する確実な回復の備えを行うべし。

  • 主人公(聖騎士、修道士):攻撃と回復を繰り返す。

  • アデレード(聖騎士、神官):ひたすら攻撃、ゲージがたまったら主人公と連携技、回復が追い付かないときは神官スキル利用。

  • ジルダ(魔法使い、商人):ひたすら銭投げ。

  • ブルーノ(シャーマン、薬使い):アイテム利用の回復でMP節約。回復不要の際はシャーマンでパーティ全体にバフを与える

昔のスクウェアゲームっぽい手ごたえを感じさせるラスボス戦だが、落ち着いてプレイすれば、割とあっさり倒れてくれるはずだ。感動のエンディング迄泣くんじゃない。

最後にひとこと。

Steamほかでの評価は異様に低いが、「なぜJRPGの世界内では、時間が経過しない様に見えるのか」という問いへの答えを世界観に盛り込み、「なぜJRPGのキャラクターはお腹を空かせないのか」という疑問への回答をゲームデザインに組み込んだ仕様は、もっと評価されるべき。キャラクター同士の掛け合い、主人公との関係性構築(要はデートイベント)も楽しく、テキストも読みごたえあり。
異形な進化を遂げているも、その本質は王道のJRPGであると言える。だから、プレイ中の辛苦とプレイ後の感動は、真に迫ったものだ。

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