シアワセ

小さな鳥籠の中
無垢な歌声は響く
君のつぶらな瞳の奥では
僕は涙を流す

何も知らない風なそぶりで
僕の顔を覗き込む
穢れない純白の笑顔に
胸の奥を曝け出す

「きっと足りない思いが
あなたを苦しめてる」
幸せの価値とは何かを
ただ、求め続ける

混じり気ない夜のとばりが
君を連れ去っていった
澄んだ黒い瞳の奥では
僕は涙を流す

「あなたが選んだことだから。
全ては赦されてる」
新しい幸せにすがっても
脳裏では君が唄う

「きっと足りない思いが
あなたを苦しめてる」
幸せの価値とは何かを
ただ求め続ける

「きっと足りない思いが
あなたを締め付けてる」
約束の地などここにはない
君をみて思ったんだ

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