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疲れたときは、体を動かす

全身の筋肉をまんべんなく使うと疲労は回復する

「水泳は全身運動だから体に良い」と言われます。

上半身も下半身も動かし、左右均等な動きをするからです。
ゴルフやテニスなどは、体の片側だけに偏った動きをします。ボート競技も背中側の筋肉を多く使います。

筋肉は基本的に縮むときに力を発揮するので、偏った使い方をするスポーツでは、体も偏った疲労の仕方をします。

体全体の疲労は心地よく感じるものです。しかし一部分を酷使した疲労は、筋肉の張り感を強く感じて心地悪いものです。

水泳をしたときの全身がドーンと重い感じの疲労感と、スクワットで太ももの前面の筋肉だけがパンパンに張っている疲労感では心地よさがまったく違います。

全身疲労の場合は、眠気が襲ってきて夜もぐっすりと眠れ回復も早いです。そのため腰や背中など、特定の部分の疲労の場合でも全身をまんべんなく使ったほうが、体全体のレベルが上がるようになり回復が早くなります。

部分の疲労を回復させるトレーニング

筋肉は使ったあとが最も緩みやすいという性質があります。朝起きたときに体が硬くても、少し動くと柔らかくなってきます。

また、固くなった筋肉は、反対の動きをするとすると緩むという性質がありあます。力こぶの筋肉を柔らかくしたければ肘を伸ばすような筋トレをするといいです。首の右側面が硬ければ、左側面の筋肉を縮めるように力を込めながら左に倒すと右側が柔らかくなりやすいです。

メジャーリーグでプレーしているダルビッシュ投手は、利き腕とは逆の腕でキャッチボールをして、体調を整えるという方法をとっているそうです。

ボート選手の回復には

疲れたときにこそ、体を動かすことです。動いて疲労を回復することをアクティブレストと言います。動いて血行を良くすること、反対の動きをする筋ニックを使うことをすれば、じっと安静にして体を休めるよりも早く疲れが抜けます。

こんなトレーニングをおこなってみてください。
*広背筋の疲労を回復するには大胸筋を使うベンチプレスをする。
*疲れて固くなった背筋を柔らかくしたければ腹筋側をトレーニングする。
*ハムストリングスをの柔軟性を高めたければ、太ももの前を使う。
*血液を全身に巡らすことを意識しながら、ちょっと長めにゆったりしたランニングや、低レートのライトパドルで漕ぐなど全身運動をおこなう。

そして使ったあとには緩んで伸びやすくなった筋肉ストレッチです。
よく伸びる筋肉は良く縮みます。

試しに脚を前後に大きく開き鼠径部のストレッチをしたあとに、もも上げをやって左右の脚の重さの違いを確認してみてください。よく伸ばした方の脚は軽くなっている(力が出せる)ようになっているはずです。

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