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呼吸の質を意識してみる

呼吸は無意識におこなっているものなので、自分がどんな呼吸をしているかなんて考えもしないものです。
しかし、呼吸は途切れることなく1日に2万回はおこなわれています。
呼吸の質が悪ければ、必ず不調が出ます。その一つが腰痛です。

一般に睡眠は「質」を意識しますが、呼吸は「質」を意識しません。
睡眠の質が良くないのも、実は呼吸の質が悪いことが原因ということも少なくありません。

呼吸の質を確認する

呼吸の質を確認する最も簡単な方法は息を吐ききることができるかを確認することです。
吐ききった状態が0、目一杯吸ったのが10だとすると、安静時であれば0から10の目一杯の呼吸はしていないはずで、仮に3で呼吸しているのであれば、7から10ではなく、0から3で呼吸してみます

7から10であれば吐ききっていないので、7が常に肺の中に残っています。息を吐ききって肺の中を0にしてから3だけ吸うようにしてみます。

7から10で呼吸していると、吐いていないので自律神経の交感神経が優位になります。これでは睡眠の質は下がってしまいます。

また7から10では、身体の中の圧力が常に高く保たれています。風船でいえばパンパンに張っている感じです。爪でちょっと引っ掛けただけでも「パンッ」と破裂してしまうかもしれません。
人間であればちょっとしたストレスで、身体は悲鳴を上げる状態です。

普段息を吐ききっていない人は、0まで吐くことができないかもしれません。たとえ吐ききれたとしても3だけでは息苦しくたくさん吸いたくなるかもしれません。

息苦しくても10分ほど我慢して軽い呼吸を続けていると、息苦しさも無くなってきて、手足が温まってくる感覚が出てきます。

呼吸の「質」が上がると、眠りの「質」も良くなってきます。


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