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皮膚

青木繁の海の幸について考えることが多い
本当に生活に刻み込まれた作品の証左として作家諸々の背景にそんなに興味が持てない
正面を向いているのは実は~みたいな文言が毎度あるけど正直どうでもいい
迫真に写実であることは技術の賜物ではあるけどあまりに写真に近づきすぎるとコクが薄まってつまらない
写真でない理由があるわけだし幻視を極限まで写し取れば写真を上回る迫力がある ただあまりにイメージすぎればそれは安易な落書きと変わらないし要は両輪が揃って発進する

海の幸の状態は別に全世界普遍的な営みであるものの日本人にしか共有しえない幻視でありリアルだと考えている 誰もがこの光景を絵を見る前に夢かどこかで見た事がある あるいは体型が明らかにモンゴロイドすぎるだけかもしれん

絵画は最終的に土肌と木肌に回帰すると考えている
洞窟なわけだが何かを語るものというよりそれ自身が何かになるというのが美しさの行きつく先だと思う

この魚見れば見る程まずそうに見える ウマい魚がこの大きさしてることってあんまりない

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