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異人の杜コラム②チームビルディングとGRIP

こんにちは!「ワクワクと若者をつなぐ懸け橋」ともき(@Tomo_tyip)です。

昨日は、チームとグループの違いについてお話させていただきました。本日はチームビルディングと組織作りの「GRIP」について話したいと思います。

【チームビルディングとは】
異人の杜のみなさんは「チームビルディング」というワードにどんなイメージを持っていますか?「なんとなくこんな感じかなぁ」と抽象的にはイメージできても、具体的にイメージできる人は少ないのではないのでしょうか。

チームビルディングとは、 チームの目的や目標の達成に向かって、各メンバーが主体的に能力や多様性を発揮しながら一丸となるチームを目指す取り組みのことです。

直訳すると「 チームを作る(構築する) 」となります。望ましいチームの姿、あるいは目指すチームのあり方という明確なゴールがあってこそ、チームビルディングがその有効な手段となります。

**つまり、異人の杜の目標達成=イベントの成功 **

イベントの成功とは、イベントの目的が達成できること。
リーダーのつかだいくん@dai_protrip)が最初にノートで共有してくれましたね。

異人の杜入学式の目的
1.普通の概念を狂わせる!
2.仲間づくり
3.居場所の提供
4.キッカケづくり

これを達成するための有効な手段がチームビルディングであるということです。

チームビルディング4つのプロセス(タックマンモデル)

ここでは、高いパフォーマンスを上げていくチームはどのようなプロセスで作られていくかを解説します。同じ目標のもとに集った仲間とはいえ、インターネットを介して初めて会った人たちがいきなりチームとして活動していくことは簡単ではないですよね。

お互いに遠慮や配慮など、または知らないことが多くて、自分のパフォーマンスが発揮できなかったり、表面的な関わり合いにエネルギーを使ってしまったりして、本格的なチームの成果が機能しないで終わってしまうかもしれません。

では、どのようなプロセスを踏めばうまくチームビルディングができると思いますか?心理学者のタックマン氏が提唱しているチームが成長していくための「タックマンモデル」を紹介します。

組織の成長段階「タックマンモデル」

第1段階 Forming(形成期)
まだあまりチームのことやお互いがわからず様子見し、不安や緊張感が見られる時期。

第2段階 Storming(混乱期)
目標達成に向けての意見、アイディアが出るようになるが、同時に個人の主張、意見の対立が見られるようになる時期。

■第3段階 Norming(模範期)
ゴールに向かう過程での意見の対立や混乱を乗り越え、メンバーとしての役割、チームとしての方向性を見出していく時期。

■第4段階 Performing(達成期)
チームとしてパフォーマンスを発揮することで成果を出し、成功体験を共有する時期。チームに対する帰属意識が高まり、チームとしての団結力が高まっていく。

このようにチームは様々な段階を経て成長していくことが分かりますね。
いま、チームがどのような状態にあるのか、次のステップに成長するためにはどんなアクションが必要なのか、比較しながら振り返ると効果的です。

僕の経験上、第2段階の「ストーミング」がめちゃくちゃ大事だと思っています。

メンバーの対立、意見の相違、価値観のぶつかり合い...「チームとって良くないこと」だと思われがちですが、これ、良いチームを作るためにには必ずと言っていいほど必要なんですよね。

ガンガン意見、出しちゃってください!
やっていきましょう。

余談ですが、僕が学生カフェを運営しているときに大切だなと思ったのが
「自己開示」と「一歩踏み出す勇気」

待っているだけはなく、自分から動く。話す。関わる。
この姿勢があれば組織の成長段階を早めることが出来るのかなと思います。

また、「チームに寄り添う視点」と「個人に寄り添う視点」の複眼思考も大切ですね。チームは1つの生き物です。個人を尊重しつつも、組織の目指しているビジョンに適切かどうかを判断できる人は強いと思います。

【組織運営のGRIP】

 次は、組織運営のフレームワーク「GRIP」について話したいと思います。
異人の杜運営全員で目標達成を目指すのであればぜひ知っておいて損はない考え方です。様々な組織運営の場面で活用できるのでぜひ知っておいてください。

GRIPは Goals Roles Interpersonal Process の頭文字をとったもので、それぞれの意味するものは次の通りです。

ゴール(Goal)
→ 具体的で組織のメンバーにとって賛同できる目的・目標になっているか。

✔ 明確な目的・目標設定ができているか
✔ メンバーに共有できており、理解、浸透ができているか
✔ メンバーは目的・目標に賛同しているか

役割(Role)
→ 目標を達成するための役割分担、タスクが明確になっているか。

✔ 目標達成のために必要な役割分担、タスクが明確になり、共有できているか
✔ 必要なスキルや資源を有したメンバーが揃っているか
✔ 不足する資源がある場合、育成や補完するための施策が考えられているか

手順(Processes)
→ 目標を達成するための中間目標、タスクや意思決定手順が明確になっているか

✔ 目標達成までの中間目標は明確か
✔ 各役割を担う小チーム同士の連携、タスク、意思決定の手順は明確か
✔ 意思決定の手順と基準、問題発生時の対応手順は共有できているか

関係性(Inter-Personal Relationship)
→ メンバー同士の人間関係やコミュニケーションの状態について

✔ メンバー間のコミュニケーションは潤滑か
✔ メンバー間の信頼関係は築かれているか
✔ フィードバックを与え合うためスキルや場、ノウハウはあるか

以上が組織運営のGRIPになります。この辺を意識しながら進めていくとブレずに目標達成に向かって進んでいけると思います。

この4つがしっかりしているかどうかで良い組織かどうかが分かると言っても過言ではないと思っています。

学んだ組織運営の理論は、ぜひ行動で完結を。
やっていきましょう。

今日はここまで!
本日もお読みいただきありがとうございました。


泣いて喜びます。