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11/26,12/15は大阪府立泉北高校にてオンライン授業。初回はドバイから、2回目は横浜から。デンマークからではなくてごめんなさい。

現在、Denmark株式会社にはインターン大学生が一人いらっしゃる。蔵裕康(くらひろやす)さん。立命館大学四回生。なぜ、敬語なのか?なぜなら、彼が泉北高校での授業を実現させたからだ。素晴らしい!(本当にありがとうございます。)その話は後日ゆっくりすることにして、本日は、この2回の授業についてのお話し。

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11/26はドバイ在住の野々市谷有美氏のオンライン授業。時差もあるのだが、何よりも気温差が!ほとんどの人は日本にいるので、高校生は制服、大人は冬の装いだが、野々市谷さんはノースリーブだ。「ドバイでは空を飛ぶ人が窓の外を移動していることがある」という話を聞いたときには、ドラえもんの世界かと思った。そうそう、野々市谷さんはドラえもんを始め、様々な日本で上映される映画のPRフィルムを作成する会社を経営されていて、どうしてこの希少な仕事につくことになったか、そして、今ドバイにいる理由をお話ししてくださった。「自分の挑戦したいと思っていることはなんだろう?」と考えてしまう内容であった。日本脱出がなかなかできない私としてはとても羨ましいお話でもあった。野々市谷さんの勇気が羨ましい!(2022年には次の挑戦をするぞ!、とここで宣言。私がしてどうする。)

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日本を離れて生活をしている人は、私たち日本在住者とは異なったものが見えてくる。日本人が「挑戦して良いきっぷ」を(生まれながらに)持っているという話は、イギリスからの授業(福井県立武生東高校:野村さん)でもされていた。「日本を出るつもりはないから」「海外には興味がないし」という話を高校生から聞くこともあるが、自分の視点を変える、高い視座から自分や日本を見るためにも、是非是非一度でも良いから外国に行ってみる、暮らしてみる、日本でも外国人と話をしてみるなど、特に若い人にはやってみて欲しい。(そんな授業が学校の中であったら良いのに、と思う。現在の先生でなく、我々のような外部要員が経験を共有したら良いのだから。これぞソーシャルキャピタルではなかろうか?)

さて、12/15は「シアワセってなに?」のデンマーク 話である。去年の今頃はデンマークにいたのだな、ハムレットの舞台であるクロンボーン城を散歩していたのだな、と思い出しながら授業をした。

今回はmentimeterを利用して、「数学のドリルを複数人で行った場合に考えられる良いこと、困ること」を入力してもらいながら、その場での共有をやってみた。その画面がこちら。

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「集中できない」という文字が目立つ。「早く仕上げる」「多い枚数を正確にこなす」がドリルを行う目的なら、集中しないといけないが、「わからない人に教えてあげる」「共同作業をすることで様々なコミュニケーションが円滑になる」などが目的だったら、「困ること」も異なるだろう。そんなことにも気がついてくれたかな?

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今回は授業時間が65分あったので、最後に質疑応答も実施。いやあ、高校生はさすがだ。「知らないことを質問されたらどうしようか?」と珍しく不安に思っていたのだが、しっかりはぐらかされた。「ワカコさんの好きな食べ物はなんですか?」と。さすがである。その上に、「ワカコさん」と呼んでくれたことも感激だ。最過去の授業では、「デンマークでは先生でも首相でも、first name で呼びます」という話もしていたのだ。(なぜ知っていたのか、彼は?)実は「私は富山県出身だから、お刺身やお寿司が好きです」と答えたのだが、後で、「南国のフルーツが好きです。特にドリアンとマンゴスチンが好きです」と答えたらよかったと、後悔した。(最近、発言に後悔することがよくあるんです、、、)

そして、今回は、インターン大学生様はファシリテーターデビュー。自身の母校で、5年前にはここにいたのだな、などと思いながら授業をしていたのかな?担任の先生は「信頼する彼を応援したかったから、この授業の実施を決めた」と言われたときには、私まで目頭が熱くなった。(勝手に親の気持ちになっている、、、)

1学年4クラスで、2組ずつ分かれてドバイとデンマークの授業を受けてもらったのだが、高校生の未来には少しは役だったかな?今すぐ思い出さなくても、何かの拍子にアレっ?と思い出して、勇気に繋がれば嬉しいのだが。

しかしどんどん欲が出てきて、「あの授業は最高だったなーーー、背中を押されたなーーーー」という評価がいただける授業がしたいとウズウズしてきた。

乞うご期待!

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