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外国を自分の目で楽しもう バンクーバーの旅もおしまい。

あっという間の2週間だった。驚いたことがたくさんある。いろんな外国の人が日本に来た時に驚くおとと現象は同じかもしれない。オノボリサン感覚の旅は終了した。

一番伝えたいことは「英語が話せないからツアー参加じゃないと無理」と思っている人に、そうではないことを言いたい。

japadogは日本人オーナーだった。なんだか嬉しい!

一日中誰とも話さなくても、どこにでも行ける。スマホとデンマーがあれば言葉はいらない。
これは良いことか、悪いことかわからないのだが、そんな日が何回かあった。バンクーバーの電車は日本のように網の目のようにはなっていない。車で10分かからないところが、電車とバスを乗り継いで30-45分かかるとか、そんなこともたくさんある。しかし、google mapでその辺もすぐにわかる。そして、車に乗ると決めたらuberとlyftのどちらが安いかを確認して呼べば良いだけだ。お店で現金で支払うこともないし、電車もバスもデビットカードでタップすれば乗れる。本当の本当に、誰とも喋らないでいろんなことができてしまったのが今回の旅だった。なので、ちょっと寂しい気もしたけど、言語の壁を不安に思って海外に行くのを躊躇う人は、是非是非外に出て欲しい。バンクーバーは直行便もあるし、お勧めの地域だと思う。

ホームステイという選択肢 -バンクーバーはホームステイがしやすい様子
私の場合は、たまたま知人が半年前にバンクーバーに来ていて、そのお家を紹介してもらった。いつもならホテルに滞在するのだが、先日のシンガポールで懲りてしまい、2週間ということもあり、安く済む場所を探していた。食事付き、洗濯付き。あとで気づいたのが駅からは近くないということだったが、そもそも日本のような電車網ではない地域で、どちらかというとバスが発達している。バス会社が1つ(公共?)なため、とても簡単。その上、バスはどれだけ乗っても同じ金額で、3分乗っても1時間乗っても3.5カナダドルだった。google mapがあればどのバス停から乗れば目的地に簡単に行けるかもすぐわかる。なので、ホームステイは最高に良かった。

ホームステイ先の3歳girlと。本当に可愛かった。

ホテルで一人暮らしを2週間したら、どのくらい食費がかかったのかと思う。ランチ時間が取れなさそうなときは、お家からパン・りんご・クラッカーなどを持っていき、図書館などで食べた。ここでは、いろんなところで人が食べているからあまりいろんな制限がない。それも助かった。(タンパク質などの栄養は夕飯で取るしかなかったのは、帰国してから調整。)私はフィリピン家庭で生活したのだが、2人の娘(6歳、3歳)が夫婦のnative language を全く覚えてくれないこと を憂いていた。子供たちは生まれた時からバンクーバーで、上の子は公立の小学校に行っている。家の中はずっと英語だ。何度もその子に英語の先生になってもらおうと試みたのだが、共通項が見つからず、結局3歳の娘とよく一緒に遊んだ。こちらも英語で笑い、泣き、怒るので、かなり学びにはなった。(ビジネスや大学で使える英語ではないが!)

驚きが人生を変えるし、社会を変える。次の驚きを見てけてくる
私がカナダ・バンクーバーに来た理由はいくつかある。一つは現在執筆中の最終章のインタービューと執筆完成のため。そしてもう一つは世界全ての国を訪問したくて、カナダはナイアガラの滝にアメリカ側から入っただけだったから、それで1国と数えるのはダメだろう、と思ったからだ。本当はもう1.5ヶ月前に来たかったんだが、航空券が高すぎて断念。しかし、なんだか今回行かなかったらつぎに来れるかどうかわからないと思って、意を決して来た。カリフォルニア乗り換えにすれば安くもできたんだが、いろんなことが面倒くさくなって、できるだけ直行便を使っている。(少し高くても、、、)そして、来て良かった。

整理用品は女性トイレで無料で自由に使える。空港でも図書館でもそうだった。これも驚いた。

現地の日本人の方々を始め、いろんなところで出会った移民の方々。そうそう、「移民=貧困国から出稼ぎに来る」というイメージを日本にいると持ってしまう場合があると思う。日本に来ている外国人にそんな人たちが多いからだと思う。しかし、いろんな国を見るようになるとそうではないことに気づく。単純労働もそうだが、高技術の仕事で、自国より条件が良いから他の国に移民しちゃう人も多い。条件というのは給料が高いだけでなく、それ以上に、市民権を持つ人たちの社会保障を含めて国を選んでいる。日本にいると「住みやすい国を選ぶ」という概念に至ることは少ない。なぜなら、前提として日本から出る必要性を感じたり、知ったり、考えたりすることがないからだ。機会すらない。それは日本の未来を考えたらかなりまずいことだと思う。どこの国とも比較することもなく、国の未来の最善策を決めるより、外国の良い事例・悪い事例をベースにしたほうが確実に無駄がない。(そんなこと、私が言わなくても日本の政治を司どる方々は百も承知だろうが、、、)なので、教師や公務員の人には特に海外視察をしてほしいと強く思う。私が世界をうろうろするよりも、きっと世の中に反映してくれるに違いない。

バンクーバーの旅を終えて
友人がいつもこの地域の話をする時には「BC州は」という言い方をしていて、それがとても不思議だった。米国同様カナダでも州ごとに学校や政治や商業が運営されていて、法律等も違うそうだ。日本は地方自治には違う教育を独自に実行するような権限はないから、最初はなかなか理解ができなかった。つまり、外国の話を聞くだけでcritical thinking ができるし、「明日の驚き」を探す旅=人生を続けられるのだ。自分の目で確認したいというのは、時間もコストもかかるのでそう簡単なことではないかもしれないが、話を聞くだけでも大きな違いだと思う。帰国したらまたエクササイズや朝の散歩を再開しないといけないが、目的が明確になった。これからもあと150の国を訪問するために健康を維持しないといけないから。

さて、そろそろ機内に入るとしましょうか。

英語とフランス語と中国語。つまりそういうことである。



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