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胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅の陰と陽

【胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅】

この2枚の曼荼羅図は、高野山にある
胎蔵曼荼羅図と金剛界曼荼羅図の二枚。

弘法大師空海は、
平安時代初期の頃の僧で
真言宗の開祖だ。

仏教において、北伝仏教の大潮流である大乗仏教の中で、ヒンドゥー教やゾロアスター教の影響も取り込む形で誕生・発展した密教がシルクロードを経て中国に伝わった後、中国で伝授を受けた奥義や経典・曼荼羅などを、体系立てた形で日本に伝来させた人物でもある。《Wikipediaより》

この曼荼羅図の二枚は
『陰と陽』の対になっている。

一説には、日本神道の太陽神アマテラスを
中心に、様々な八百万の神々が配置されている
のは、仏教の影響があるとされる。

なるほど、そう考えると
日本神話と呼ばれる『伝記』『伝説』などは
仏教の教えの隠喩《メタファー》とも取れる。

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【陰陽道】

見えている世界は、側面でしかない。
語られる世界も、側面でしかない。

私が、ここに綴る文章化された物もまた
ある出来事に対する『側面』に他ならない。

ここで、伝えたいのは

🟡常に、もう片方の側面を感じる
感性を持って生きることの重要性だ!

私は時に、女性の目線で詩を書き
またある時は、尖った男性目線で詩を書き

政治や世界の裏側の恐怖も綴れば
世間に檄を飛ばす厳しいことも書けば
農作業をしながら見えて来る
自然の素晴らしさも書けば
偏屈で頑固で天邪鬼な自分も書けば
くだらない冗談ばかりの事も書くし
また、それらに絵を添えることもある。

多角的で多面的に世界を観て
その都度、感じ入っていることを
言葉に置き換えて綴ることを習慣にしている。

時に、朗らかに
時に、世を憂い
時に、愛の詩を綴り
時に、世界の混沌を綴る

『矛と盾』つまり矛盾という『陰と陽』を
常に抱き感じながら、内なる己と対話し
時に陰に触れ、時に陽に触れて
その時々の私の正直な感覚を抜き出している。

見えている世界は、側面でしかない!

私は『わたくしごと』と『世界』と云う
点と面を交互に観ながら、私なりに
世界を感じ取ろうとしている。

『私の幸福』と『世界の幸福』とを
同時に、合わせ見るのが日常である。

それをしているからといって
とくに、何が秀でるでもないが
そうした視点で葛藤しながら
真剣に生きる自分のことが好きなのだ。

楽に、軽やかに生きれる様になる前には
重く、打ちのめされる時期を誰しもが味わう。

そこにも、陰と陽がある。

女性性を意味するのが
左手の胎蔵曼荼羅図であり

男性性を意味するのが
右手の金剛界曼荼羅図である。

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【慈悲】

仏教の世界では『慈悲』と云う言葉があるが
これもまた『陰陽』で出来た言葉だろう。

慈悲の『慈』は、いつくしむを意味する。
慈悲の『悲』は、俗に云う『悲しみ』ではない。

仏教で、他人の苦しみをとりのぞいてやろうとする、あわれみの心を云う。

だから『悲願』と云う言葉や『慈悲』と云う
言葉にも『悲』と云う字があてられている。

SoulFlower Kamuy

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