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本当の医療崩壊は個人病院で起こる! 実際に現場で働く僕の妻が切実に訴える! 秋以降のインフルエンザ時期までに対策を打たないと個人病院のほとんどが閉院に追い込まれる未来の現実に戦々恐々!

新型コロナウィルスの感染拡大は治まる気配を見せるどころか、日に日に拡大しています。

そんな中、東京都医師会の尾崎会長をはじめ、医療関係者が医療崩壊の到来を懸念し、連日、政府や自治体、国民に訴えています。

ただ、彼らの訴える医療崩壊は、新型コロナ対策を実施している大病院などの話が中心であって、本当は医療の現場では、もっともっと切実な現実と、その恐怖の影が、すでに目の前まで迫ってきているのです!

僕は、そのことをもっともっと関係者が声高々に訴え、早期の対策を、政府、自治体、医師会などを中心とした医療関係者が取り組まないと、本当に大変なことが起きてしまうと感じています!

それは、東京などの大都市でも、僕が暮らす、地方の岡山県の倉敷(中核市)や、さらにはもっと田舎の町でも・・・

僕の妻は、今、小さな個人病院で内科が中心、医師1人、看護師4人の小さな職場で働いています。入院施設は、もちろんありませんが、普段、風邪症状や、11月以降のインフルエンザ流行期には、予防接種を受けに来院する患者はもちろん、インフルエンザ症状で受診に訪れる患者も当然います。

7月に入って、岡山県内でも80人を超え、100人に届く勢いで増加傾向にあります。

妻とは、毎日、新型コロナウィルスの話をしている中、今、妻がもっとも懸念して、恐れているのが、個人病院に来院する発熱患者の中に、新型コロナウィルスの感染者がいた場合のことです。

個人の病院では、大病院のように、一般の風邪やインフルエンザの患者、そのほか、病気で来院する患者と、新型コロナウィルスの感染者、もしくは、感染が疑われる患者とを別ける入口や導線の確保は出来ませんし、看護師も数人なので、一般患者と新型コロナウィルス患者のどちらかに対応するように、役割を分担することも困難です。いや、無理ですね!

はっきり言えば、個人病院では、新型コロナウィルスの疑いのある、発熱など、もっと言えば、風邪やインフルエンザ症状と区別がつかない、高熱の患者自体、この新型コロナウィルスが蔓延する中で受け入れることが、個人病院にとって、相当のリスクになるという事実です!

仮に、妻の働く病院に、新型コロナウィルスの感染の疑いのある患者が来院して、万が一、その患者に陽性反応が出た場合、間違いなく、当分の間、妻の働く個人病院は閉院しなければならなくなります。

その間、普段、訪れている患者も受診できなくなります。

僕は、妻とその話をしていて、お互いに結論として、例年と違って、新型コロナウィルスの感染拡大の今年については、個人の病院においては、風邪やインフルエンザなど、高熱のある患者の来院は断るしかないという結論に至りました。

そうしないと、正直、全国各地の個人病院においてパニックが発生して、なかには経営難で、病院を閉めたり、倒産してしまうという恐ろしい現実が至るところで現実のものとなってしまうでしょう。

とくに、これから、秋を迎え、例年11月から3月と言われるインフルエンザや風邪が流行するシーズン前に、全国各地の個人病院において、少なくとも発熱者は受け入れず、総合病院など、新型コロナウィルス感染者と一般患者を分けることの可能な受け入れ病院を紹介するなどの方策を早急に打たないと、本当の意味で、日本の医療は大崩壊をしてしまうでしょう。

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この大きな問題は、一看護師や、一個人病院が声をあげたり、対策を講じても意味がなく、やはり、政府や自治体、医療関係者の中心的存在の各医師会などが一致団結して取り組んで、国民、患者へ周知することが必須だと思います!

これから迎える、本格的な風邪・インフルエンザシーズンを前に、なんとしてもシーズン到来前に対策を図らないといけないことは誰の目にも明らかなことだと思います。

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