介護施設にもファンベース

こんにちは、ようちゃんです。今日も和田裕美さんの著書『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』の中から、介護の仕事につなが るなっと思うお話があったので書いていきます。

著書の中に「ファンベース」という言葉が出てきます。すごく簡単に説明すると「ファンを大切にして行きましょう」ということです。ファンベースを実行していくポイント3選が紹介されています。介護の仕事をしている私が特に大切だな、使えるなと思ったのが、3つ目に紹介されていた「③支持基盤を固める」です。

ファンの支持基盤を固めるには、基本が出来ていないとまず支持されることはありません。

介護施設において、基本とはなんでしょうか・・? 3食の食事、週2回の入浴、個別の排泄のサービスが提供できていることでしょうか・・。私は少しだけ違うなと思っています。

食事、入浴、排泄のサービスの提供は「当たり前(決められた)最低限サービスを提供しながればならないこと」です。このサービス提供したからといって、お客様がファンになってくれることは少ないです。

私はサービスの提供方法について、当たり前にサービスを提供するレベル(価値)を上げていくことが大切でると考えています。この記事を書いているのは8月です。暑い日が続いています。週2回の入浴で十分でしょうか? そうでないことが多いと思います。私自身、毎日入浴していますし、汗でベタベタしているときにシャワーを浴びることもあります。実際、昨日も一人の高齢者から「今日はお風呂がありますか?」と聞かれ「昨日入ったから次の入浴日は◯◯日ですよ」返答しました。

これが今の私が提供している当たり前の入浴のサービス提供です…。

いきなり、週2回と決められた入浴のサービスを入りたい時に入浴してもらえるようにするのは正直、難しいかもしれません。でも、温かいタオルで身体を拭いたり、フットケアで足をきれいにするなど代替案は提案できると思います。「週2回って決まってますから」「今日は他に入る人がいるから難しいです」ではなく、できるようにするにはどうすればよいのか、創造することが大切であると考えています。

ここまで偉そうに書いて来ましたが、私も出来ていないことが多いです。私は「介護とはなんですか?」と聞かれた時によく「一緒に生活を作ること」と答えています。多くの介護職の人は組織に所属しているので、決められたことは最低限サービスを提供しながればなりません。この当たり前にしているサービスのレベルを上がるにはどうすればよいのかプラスαの発想がファンの支持基盤を固めるには大切であると考えています。

今日はここまで! この記事を読んで目の前のお客様を大切にして前向きに働く介護をする人が増えてくれたらうれしく思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?