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御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記 第8回 多忙を極めた4月を振り返る

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。第8回の今回は、周庭さんが最も大変な時期であるという4月の忙しさを振り返りながら、香港の政界で起きている事件を解説します。(翻訳:伯川星矢)

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やっと大学生活で最も忙しい時期を耐え抜きました。レポートを4本提出し、数え切れないほどの課題とプレゼンをこなし、3科目の試験を受け終わり、あともう1科目の試験でこの学期が正式に終わります。こういう時期には、立法会のパートタイム政策研究員、英語の家庭教師、政党業務、そして学生を兼任する辛さを深く感じてしまいます。

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▲香港衆志は1周年を迎えました。

香港の大学は9月から始まります。9月から12月が第1学期で、1月から5月が第2学期、一般的に課題提出や試験の時期は11月から12月と4月から5月です。やっと終わった4月という月は、もっとも辛い時期の一つです。課題と試験があるだけでなく、高校生の家庭教師として3月から5月に行われる大学受験のために用意しないとならないのです。わたしは大学のレポートと課題をこなしながら、生徒に集中講座を行わないとなりませんでした。もちろん日々進めている政策研究の仕事と政党業務も同時にありました。

正直なところ、ここ数週間本当に死ぬかと思いました。

そしてここ数週間、香港の政界でもいろんなことが起きています。まず、以前議員資格を剥奪された青年新政の游蕙禎(ゆう・けいてい)と梁頌恆(りょう・しょうこう)が逮捕されました。その後9人の民主活動家が反基本法解釈の道路占拠や暴動の罪に問われて検挙されました。その中にはわたしたち香港衆志のメンバー2人も含まれています。毎年恒例で行われる返還記念日デモは、ビクトリアパークを始点にしています。しかしここ数日のメディアの報道によれば、香港政府は他の団体による返還記念セレモニーを理由に、このビクトリアパークの使用を許可しなかったと報じられています。

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宇野常寛の〈PLANETS〉です。近くのことから遠くのことまで言葉にします。