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体長4m以上のものをクジラ、それ以下をイルカと名付けるのはあまりにも人間の勝手がすぎる。

タイトル通り、海洋生物であるクジラとイルカの分類について僕はずっと不満があります。

現状認識

現在、イルカとクジラは一般的に体長によって区別されます。体長が4m以上のものをクジラと呼び、それ以下のものをイルカ、と呼びます。しかし、科学的な分類においては、両者は同じ鯨類に分類されます。

他の特徴で言うと、イルカは魚雷型の体形を持ち、歯を使って獲物を捕食します。一方、クジラは体がより丸みを帯び、鯨ひげ(バレン)を用いてプランクトンや小魚を濾過摂食します。

それって、雑じゃない?

僕がこの分類に対して疑問を持つ理由として、
① 体長だけを基準に分類を測るのは、その生態系や行動の違いをフル無視していること。
② シャチの存在
が挙げられます。

もはや、「夢」。

とはいえ、クジラ・イルカは水族館でも大人気の生物です。明日にでもそれらの分類を変えようものなら、全国の水族館が混乱し、挙句の果てには閉館を余儀なくするところも出てくるでしょう。
しかし、それを差し置いてでも解決したい、いや叶えたい疑問があるんです。まずは疑問に思った理由についてご説明させてください。

体長って(笑)

まずこれらの疑問に共通して言えることは、生態系の分類において「人間中心の視点が多分に含まれている」点です。

実際、イルカは知能が高く、複雑なコミュニケーションや社会構造を持っています。クジラもまた、驚くべき知能を持ち、複雑な社会的結びつきを示すことが知られています。これらの動物を単純なサイズの基準で分類することは、彼らの持つ多様性や複雑さを理解する上であまりに不十分です。

誰が、このような雑な分類を決めたのでしょうか。えらく賢い学者が集まる場において、乱闘騒ぎとなったうえでの結果だと信じたいものです。

皆さん気になるシャチの存在。

一方、シャチはイルカとクジラ両方と同じ鯨類に属しています。しかし、その存在は非常にグレーです。

シャチは、イルカ科の一部であり、その体長は4メートル以上でありながら、一般的にクジラとして分類されるようです(?)。しかし、シャチは一般的なクジラとは異なり、よりスリムで筋肉質であり、通常よりも小柄な頭部を持ち、歯の形状も独特です。また、シャチは群れを形成し、狩りをする際に協力します。これはイルカと同様の行動であり、彼らがイルカの一種であることを示しています。

一方、通常のクジラは、シャチとは異なり、より大きくてがっしりとした体型を持ち、頭部に歯の代わりにバレナ類のようなバレンプレートを持っています。彼らは通常、より孤立した生活を送り、狩りをする際には個々の力を活用します。

したがって、シャチと通常のクジラ・イルカは類似点もありますが、それぞれ異なる生態や行動を持つ異なるグループとして認識されます。彼らは共通の祖先から進化してきましたが、それぞれが独自の特徴を持つことを示しています。

拝啓、生物学者様へ。

これを見ている生物学者の方がいらっしゃいましたら、この問題の解決にむけ、早急にご対応のほどよろしくお願いします。
世界中のこどもが悩みに悩んでいます(大嘘)。
鯨とイルカはとてもかわいく魅力的です。水族館の未来、ひいては生物学の発展に寄与するため、声を上げずにはいられませんでした。

この記事を読んでいるあなたはいますぐこの記事を閉じ、最寄りの水族館、または生物学者まで足を運び声をあげろください。
それでは、せーーの、かんぱーーーーーーい!


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