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アラサー女と全身脱毛。

突然だが、アラサーになると価値観がガラリと変わるものが結構ある。


20代前半の頃はたいして気にしていなかったことが気になるようになったり、逆に当時はものすごく気にしていたことが気にならなくなったりするのである。
私の場合、前者は主に美容関係、後者は人間関係とざっくりと大別することができる。

今回は美容関係で価値観がガラリと変わったものをひとつピックアップしたいと思う。
価値観が変わったものは数あれど、その中でもトップ3を争える項目『全身脱毛』について今回は筆を取りたい。

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20代の頃は正直「全身脱毛高い!!普通に自己処理できるし必要なーい」と思っていた。
当時既に自己処理用のカミソリも随分と種類が出ていたし、お風呂に入った時についでに処理するというのが当たり前になっていたのだ。
夏場特に人の目に触れやすい腕、足、脇、この辺りを処理していればまぁ問題ないだろうと考え、学生のわくにんは全身脱毛とはまったく関係のない別の世界で生きていた。

転機となったのは、20代半ば。
当時は中国で生活していたのだが、一時帰国のために日本に帰国し再度中国に戻るときの飛行機だったと思う。

隣に座った女の子の足が、とてもキレイだったのだ。
※ここから少し大人向けの表現になってしまうことを予めご容赦願いたい。

薄水色の清楚なワンピースからのぞく白い太もも。
すべすべの陶器のような太ももは危うく触れてしまいそうなほどに美しかった。
そしてその質感を保ったまま、すらっとしなやかに足先までのびる曲線。
彼女の足は芸術品といっても過言ではないものだった。

まさか隣の乗客(女)にここまで自身の足を見られているなんて、彼女は露ほどにも気づいていないと思う。
名も知らぬ彼女にこの場を借りて謝罪したい。あの時、貴女の足に一目ぼれし、フライト中ずっと貴女の足を見ていました。ごめんなさい。

とにかく彼女の足は美しかった。
写真に撮って毎日眺めたいくらいに美しかった。
※誤解なきように申し上げておくと、特に私は足に対してフェティシズムを持っているわけではない。と思う。
その美しさの理由を考えた時に、ハッとした。

本来であれば自己処理すべき対象である毛が、まったくないのだ。
隣の座席だったのでそれなりの近さがあり、その距離からではあるが舐めまわすように確かに彼女の足を見た。
毛どころか、毛穴すら存在するのか疑われるほど彼女の白い足の表面には何もなかった。

まさにこの時だった。自己処理では到達できない境地を思い知らされたのは。

そこから私は初めて「脱毛」というのに興味を持った。
そして帰国後に脱毛サロンで申し込みをし、元来自分で行ってきた処理をプロの手に委ねたのだ。


…とはいえ当時はまだ経済的に余裕もなく、全身脱毛ではなく脇を中心にいくつかのパーツを選んで脱毛ができるというものだった。
なるほど、確かに今まで自己処理していた時より少しは楽になったし、施術の効果もあるように見えた。

しかし、脱毛サロンが今よりなかったため、そのサロンは大混雑。
予約がまったく取れなくなったため、いつしか通わなくなってしまっていた。

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次に転機が訪れたのは上京してからだった。
仕事柄いろいろな人に出会うようになり、自己投資でいくつかのセミナーにも参加する内に、キラキラと輝く女性たちに出会うようになったのだ。

そこから私の中の「きれいになりたい欲求」が再び燃え上がり、再度脱毛サロンの門を叩いた。
久しぶりに訪れて驚いたことが「全身脱毛の価格低下」だった。
20代半ばの頃とは比べ物にならない安価で、全身脱毛の施術を受けることができるようになっていたのだ。

こうなってしまっては、ある程度経済的な余裕があるアラサー女を誰も止めることはできない。
私はすぐさま全身脱毛の申し込みをし、自分とは関係のないと思っていた世界に全身まるごと飛び込んだのだった。

全身脱毛を受け始めてからは、驚きの連続だった。
あんなにしょっちゅう自己処理していたのに、今では1ヶ月に一度処理するか否かという程度。
生えてくる毛たちもずいぶんとその存在感を失っており、そこにいるのかいないのか、目を凝らさないと存在を確認できないほどだ。
実は諸事情があり全12回中の10回を消化したところで全身脱毛を止めてしまったのだが、それでもこの効力には驚いている。

何よりの驚きが、肌のつるつる感だ。
毛の薄さについて効果を実感するようになった頃から、格段に肌の質感が変わっていた。
生えてくる毛が細くなったことで、毛穴自体もその規模を縮小していたのだった。まさに毛穴レスの肌。
自分で言うのもなんだが「やわらかくて、なめらかで、ずっとさわっていたい肌」に生まれ変わっているのだ。
自分の足がもう片方の自分の足に触れた時、あまりの心地よさにハッとしてしまうほどである。

この変化には今の夫も驚いていた。
「気持ちいい…!」と言いながら暇さえあれば(それは少し盛りすぎた)、私の肌を撫でまわす。
この瞬間、触れられることの喜びを改めて感じる。

自己処理は楽になるし、肌がきれいになっていく実感も充分にある、そして愛しい人からの愛撫。
(愛撫というとどうにも大人向けの行為が想起されてしまうが、愛しく撫でられることを愛撫と言わずしてなんと言うのか)


美容全般にお金をかければ良いとは思っていない。
ダイエット関係や美容食品等、お金をかけることなく日々の生活で改善できることも多々あると思う。


だが、私は全身脱毛はお金をかけてもいい美容関係のひとつだと思っている。なにしろ、この体験をしてしまったのだから私はもうこの心地よさから抜け出せることができない。

と、ここまで全身脱毛の良さを謳っておいてなんだが、
特に私は全身脱毛を積極的に推奨するわけではないし、どこのサロンをお勧めしますということを書くつもりもない。或るひとりのアラサー女が全身脱毛で感動したよという、ある種のレポート記事だと思っていただければ幸いである。

最後に一言だけ。

アラサー女と全身脱毛。経験すると、やめられない。

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お読みいただきありがとうございました!

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