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なりたくなかった大人へのスタンプラリー



最後に投稿してから約半年
今年に至っては一つもnoteを投稿していない。

ただ、noteを書いていないかと言われればそうではない。
その日その時その夜に言語化したいと思ったことは投稿するまではいかないものの、下書きの山に埋まっている。
よくTwitterで下書きの供養としてスクショだけ撮って載せられていたのはこういうことかと納得する。
書きたいと思ったことを衝動的に書くが、私の場合、衝動的に書きたくなる状況が家で1人でお酒を飲んでいる時だ。それも人並みに飲める口なので、実際そこまで感情が揺さぶられるのも、かなり夜が更けてきたときに限る。
だからなのか、毎回書きたいことを綴り終わる前に、肉体的な限界が来て、意識が頚椎上斜め45度に引っ張られてしまい、重い瞼がうつつのシャッターを閉じてしまう。
今夜はそこまで飲んでないし、そこまで感情的にはなっていないが、これまでの半年という蓄積もあるので徒然なるままに筆を取りたい。
なんて書いてる時点でかなり酔っているのかもしれない。


✂︎---------予防線----------

noteを書いていない時期、さらに言えば、三日坊主の日記を書かなくなった時から今までの間に、なりたくなかった大人へのスタンプラリーを順調に消化していっている自分がいる。


☑︎恋人ができた。

相手は小学校からの幼馴染。
きっかけは2人で行った京都旅行。
こんな私でも好いてきてくれる人がいる、本気を出せば恋人くらいすぐ出来るとたかを括っていた。
それでも10年近く相手がいないことに焦りを覚えたときに、俗にいう“取り敢えず付き合ってみればいいじゃん"をやってしまった。
生半可クズ行為に自覚があり、良い恋人に徹することができなかった私に対して、何度も別れを切り出した恋人。その際も私の返事は、"あなたが別れたいなら別れる。そこまでしてあなたを繋ぎ止めるのは申し訳ないから"と。
最終的にLINEで別れようと言ってアカウントを削除した彼女が、2日後に電話で別れたくないと言ってきたのを“もう付き合いきれない"と突き放して半ば喧嘩別れで終わった。最後までクズ人間だ。


☑︎せふれができた。

あまりこの言葉を使いたくないが、他に適当なラベリングが見つからない。
相手は2つ年上のお姉さん。お酒が好きなバツイチの経験豊富な面白いお姉さん。そう思って遊び半分で関わっていたが、結局遊ばれていたのは私の方だったらしい。
別でホテルを取ったからあなたの家には行かないと予防線を張るくせに朝5時には私の家のベランダから2人で朝日を眺めていたし、"いきなりで申し訳ないけど今日泊まっていーい?"って聞いてくるくせしてもう家の近くまで来てるし、週末もう一泊するか聞いて"帰るかもー"って言ってたくせに仕事から帰るとパスタを作って待ってるし、

私もその時は既出の恋人がいたから本気にはしてないつもりだったが、実はかなり依存していたのかもしれない。知り合いのスナックのママにも、あんたがつまみ食いされちゃってたねー笑と言われてしまった始末だ。あっちからしたら相性がいいだけの相手だったんだろう。

いつだったか
“結構本気なんですけど”
と伝えたことがあった。

"うん、ありがとう"
としか返ってこなかった。

側から見ればそれは明確な断りの返事なんだろうけど、それでも私はまだ先があるなんて淡い希望を抱いていた。
恋人ができたからもう会えません、いままで会ってくれてありがとうね😊と言われたのはそれからすぐのことだった。
恋人がいるくせして、そのときほんとの失恋をした。


☑︎10年片想いしていた相手を少し忘れることができた


このnoteにも度々出てきたあいつのことだ。
一昨年帰省したときに逢ってから一度も顔を合わせていない。大学時代から帰るたびにご飯に行き、帰省から戻ってくる度に勝手に傷口を抉られていたあいつに逢わないだけでこんなに心境穏やかなんだと驚いた。
ただ蓋を開けてみればなんてことはなく、依存先を年上のお姉さんに移しただけだった。


☑︎転職アカウントをフォローした。

5月末、二つ上の先輩が会社を辞めた。
内示が出る一週間前に飲みに誘われて、その旨を聞かされた。まあ、そんな気がしてたしびっくりしたかと言われたらそうでもないが、改めて本人の口から聞いたら実感が湧いてきた。
私自身も今の業界、職種のまま、結婚、子育て、マイホームまでをヨボヨボになる迄続けるという先が想像できない。
だからと言ってやりたいこともないし、この2年間で何か実績を残したかと言われれば、何もできていない。少しのズル休みの仕方と上手い経費の落とし方を学んだくらいだ。こんな人材どこの会社も求めていないだろう。



☑︎資格を取るため通信学校に通い始めた。

そんなこともあり、休日暇だし有意義に使いたいと思い、士業の資格を取るための勉強を始めた。
士業といってパッと思いつくのは、ゼミの同期。
そいつは大学在学中に公認会計士に一発で合格するほどの秀才で、みんなから愛される性格で憧れの的だ。こんなこと言うと男性と勘違いする人も多いが彼女は女性だ。正直かなり好意を抱いている。
これは大学在学時からだ。
そのとき彼女には恋人がいたが今はそんな話を聞かない。だけど彼女の私へ向いているベクトルはおそらく親戚の甥っ子の恋愛事情を知りたがる叔母のそれだと思う。清々しいほどに恋愛感情を感じない笑。
そんな彼女への私の思いもわからないもので、
確かに好意を抱いているが、どれだけお酒が入っても彼女に対して欲情できない。しないのではなく、できない。恋愛感情と性欲を一緒くたにするのは不健全だが、全く別物として考えるのもある意味不健全だろう。その観点からいくと、私の好意は親しい友達への無償の愛などというそれなのかもしれない。ただ、彼女ともう少し仲良くなりたいと言う気持ちも本心だ。

話が逸れたが、4月末から弁理士の勉強をしている。
親の脛をむしゃぶりつくして大学4年間で何を学んだかと聞かれたら、ゼミと教職と答えるだろう。
教職は本当に何かあった時の保険ぐらいに思っている。(年上のお姉さんとの関係が好転していたら今いる土地でその道も本気で考えていた)
ただせっかく高い金を払って学んだ経験を無駄にしたくないという、ケチ根性が働き、今はゼミで学んだことをさらに深く勉強してその道の資格を取ろうと思っている。
再三伝えているが、私の人生の目標は京都に住むことだ。
そのためのステップアップであり、今のこの状況からの打開策としての手段でもある。


そんなこんなで、最近は夜遅くまで事務所で勉強をし、休日はスタバでグランデを2杯飲み居座り続ける乞食生活を送っている。

あいまに、札幌旅行や京都でのゼミ会、知り合いのお姉さんの従姉妹との合コンなどをしていたが特筆すべきこともない。(あるけどここで書きたいことではない)

このアカウントを稼働させていなかった理由として、元恋人と付き合っているときに、三日坊主の日記を見られたことがある。
それ以降書きたいことがあっても、下書きで済ませていたし、別れた後もこのnoteを見られたくないと思ったが、あっちも新しく人生を歩んでるみたいだし、私は私の"たられば人生"を後ろを振り返りながら歩きたい。

なりたくなかった大人へのスタンプラリーを順調に消化しているが、なりたかった大人へのスタンプラリーの用紙を無くしたわけではない。
出だしは遅れたがこちらのスタンプラリーも地道に押していきたい。

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