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ことばが遅い子の対応法・その2(発語の促し方)

以前、『ことばが遅い子の対応法(発語の促し方)』を書かせて頂きました。今回はその続きとなります。

ちょっとその前に、発語に大きく関わる子どもの脳の発達について、
少しご説明させてください。

子どもの脳は12歳ぐらいで大人に近い脳に完成すると言われています。
・2歳頃⇒脳内のシナプスの数がピークになり回路が完成していきます。
・3歳頃⇒大人の脳の80%ほどにちかづきます。
・6歳頃⇒大人の脳の90%ほどにちかづきます。

ということで・・・
お子さんの発語を促したいご両親は、6歳までを一つの目安として、
ぜひ頑張ってください!
また、自閉症のお子さんで、6歳まで発語がなかった方も、
10歳までに発語がでたケースもありましたので、心理士の立場としては、
一緒に頑張りましょうとお伝えしたいです(・´з`・)

ちなみに、脳を成長させるポイントは、
①良質な食事、②質の良い長時間睡眠です。睡眠の長さで脳の大きさが、
1割違うという臨床データもあります。

では、早速、『ことばが遅い子の発語の促し方』を下記にご紹介します。

①動作模倣を促す
 
保育園や幼稚園で先生と一緒に踊っていることが多いため、
 一般的な遊戯にしか思っていない保護者が多いですが、
 実は、子どもが成長(学習)をしていく全ての基礎となり、
 とても大事なことです(ヒトはマネをすることで学んでいく)。
 また、自閉症傾向がみられるお子さんは苦手な方が多いです。
<やり方>
・手遊び、ジャンプなど一緒に行う
・子ども番組のダンスなどを観て踊りにさそう
・拍手、ハイタッチ、家族それぞれが名前を呼んで手を挙げる

②視覚認知能力を促す⇒『絵合わせカード』のオススメ
 ことばを促すためには・・・
 『モノの理解』⇒『モノに名前があると分かる』
  ⇒『モノの名前を知った』⇒『モノの名前を言う』
 
 この流れが必要になります。そのため、絵合わせカードで遊んだり、
 大好きな車の本や図鑑があれば、名前を読むことがオススメです。

 また、自閉症傾向の方は、視覚認知能力が得意だと思われますが、
 話し言葉を聞き取って理解するのが苦手なため、
 単語は、はっきり言ってあげてくださいね! (・´з`・)

 


 


 











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