見出し画像

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 #6

2017年3月に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)と診断されるまでの経緯を綴っています。


気管支鏡検査(Bronchoscopy)

日本の病院でこの検査を受けた方のブログなどを読むと、もう二度と受けたくないという方がほとんど。とても辛い検査だという認識があったので、検査がこわくてどきどきしていました。

でもここはアメリカ。そのような辛い検査は当然のように全身麻酔です。
ドクターも、寝てるうちに終わるから大丈夫と。

いざ当日。
8:30amに病院に到着。
検査着に着替え、麻酔用?に手の甲静脈に挿管。
(これが痛かった! 左手を失敗されしばらくあざと痛み残ってた。。。)

少し待って検査室へ。問診を終え、吸い込むタイプの麻酔を3種類くらいだったかな? 次々に吸わされます。
アシスタントのドクターから検査の説明を受けるのですが、だんだん頭がまわらなくなっている上に、早口の英語で、途中から聞き取ることをあきらめる(笑)。この時はまだ夫は検査室にいたので、聞いておいてもらう。
(電話通訳もお願いすればできます)


ドクター登場。夫退室。挨拶もそこそこに、すぐに麻酔を入れられ、あとはまったく意識がない。。。

気がついたら、ドクターもおらず、カチャカチャと器具の音が聞こえるなーと思ったら、ナースが「終わったわよー」という言葉をかけてくれる。

ベッドごと検査室からリカバリールームに移動させられ、その場でX-ray撮影。検査技師の人が現れ、背中とベッドの間に何か置かれたなーと思ったら、周りの人たちに、「X-rayとるからみんな離れてー」と言って、パシャ。

ナースが、温められた毛布を持ってかけてくれ、眠気に襲われしばらく寝る。(付き添っていてくれた夫も同じ毛布をもらい椅子で寝てたらしいw。朝早かったからね)

起きたらのどがからからでした。
そうだよね。前の日の夜12時から何も飲んでないんだもんね。
お水をもらって一気飲み。アップルジュース飲む? とナースに言われ、いただく。
(夫にも「あなたも飲む?』とナース。もちろんもらってたw。こういうところ、アメリカは融通がきいていいなと思う)


数十分おきに血圧と脈と熱をはかり、平常ラインに戻ったところで、ナースに、まだ横になってたいなら別の部屋に移動してもらうけど、行く?
それとももう家に帰れるけど帰る? と聞かれ、迷ったけど帰宅すると返事。

検査がどれくらいかかったのか分からないのだけど、10:30に検査室に入り、病院を出たのが16時頃だったか。
タクシーで帰宅したのですが、車内で猛烈な寒気に襲われ、真っ青に。

家に着き、夫に大好きな桃をむいてもらってひと口食べ、ベッドに横になりました。(幼い頃から桃食べれば治るという回復食w)

当日帰ったものの…

次第に身体が熱くなってきて、熱が出て来たんだなーと思いながらとりあえず寝ていました。(夫もこの時寝てたみたい、あとでよかったと思うことに)

22時頃だったか、熱がさらにあがってくる。計ってみると39.3°超えており、頭痛もひどくなる一方。

退院するときのインストラクションに、38.3°C(アメリカでいうと101°F)超え、寒気、胸の痛み、呼吸が苦しいなどの症状が出たら、
ERに行ってと言われていたのだけど、汗もかいてるし、朝まで寝てればさがるよ。と私は行くのを拒む。
が、夫が連れていくといってきかないので、行く事にする。


ついにERへ

ありがたいことに当時の家から徒歩5分のところに救急病院がありました。ただ、近すぎてタクシーも来てくれないだろうし(UBERはまだない頃)、救急車呼んでる間についちゃうよ、ということで、歩いていくことに。
(足元ふらふらなので、夫におんぶされる・・・。が、かえって体勢がつらく、途中から歩く)

ERについて2,30分くらい待ってベッドに移されました。
ドクターに、内視鏡検査を受けてきたことを告げ、血液検査、尿検査、X-rayをとられ、しばらく待ちます。
(またX-rayとってしまった。数ヶ月で何枚!?)

ERだけに検査結果が出るのが早く、炎症が尿にも出てると言われ、点滴と抗生物質の点滴をうたれる。

終わったのが夜中の3時くらい。熱もほぼ下がり、歩いて帰りました。帰ってほっとしたのか、お腹が空き、夫が作ってくれたスープを飲んで就寝。

夫は翌朝7時起きで出社。つらかっただろうなー。感謝です。
ごめんなさい、私はお昼まで寝てました。点滴したおかげが、翌日は熱もあがらずすっきりしてました。


夕方、帰らず病院に残ってればよかったなと思っても、後の祭りですね。
そのときは大丈夫かなと思ったから。

でもこういうことがあるから、日本の病院みたいに、せめて全身麻酔での検査は1泊させてくれるといいのにと思います。

 

というわけで、初気管支鏡検査の記録でした。
 



よろしければサポートお願いいたします。