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第3回プロジェクト報告会「失敗電池」

明日10/30(日)、放課後研究室ナンデヤ?で第3回プロジェクト報告会を開催します。

今回のタイトルは、「失敗電池」です。
一見ヘンテコりん…というかややタブー寄りですらある失敗というワードをタイトルにしたきっかけ、準備期間を経ての考察などポエム風に書きます。

まず、子どもたちからは悪者扱いされがちな「失敗」について。

うちの教室は、自分で動きたいし実験思考を好む子が多いので、全体としては失敗に受容的な雰囲気ではあるものの…
それでも、
「うわ〜失敗した〜!もう最悪や〜!」と嘆いたり、
「失敗したんやけど?!」と他責してみたり、
「失敗したらお金と時間の無駄やからやらん!」と合理化して回避したりする様子は見られます。

そんな様子を見て、まるで失敗が悪者にされていて、失敗さんがかわいそうだと思いました。

失敗がいやだから挑戦しなかったり理想を曲げたりするのは、本当に残念やなあと思います。

そして失敗さんを避けるために、絶対成功すること、楽しい事しかしたくありませんという子までいる事実に、これは何かせねばならんのでは…?と考えさせられました。

私個人の考えですが、失敗している時は勉強できる時だと思っています。
なぜその結果になったか?
どうなりたいか?
目標設定は適当か?
結果を目標に近づける方法はあるか?
その方法は具体的にどんなことか?
etc沢山考えられることがあるからです。
逆に100%の大成功した時、必ず勉強できるとは限らないと思います。
やったー!次も同じようにしたらOK!おわり。
楽ちんか…

一方で、気持ちわかるなあとも思いました。
大人も子どもも、失敗は気持ちいいものではないよなー。はずかしいし。見た人にどう思われたやろ?って気になるし。思うようにならなくて、いーっとなる時もある。絶望的になったりもする。

いろいろ伝えたいことがありました。
ならばいっそ!失敗を発表会のメインテーマにしよう!と思いました。
みんな失敗するよ!
失敗は前に進むための学びに変わって、たまっていくんだよ!
失敗はタブーなんかじゃないよ!
何回でもしたらいいよ。
と伝えたいなーと思って。

みんなのプレゼンの中でも、失敗とどうやって乗り越えたかを紹介してもらうことにしました。
みんな、けっこう失敗してます。
そこから学んで財産を貯蓄してるんやなあと思いました。

授業の中でも、失敗した時にはむしろ結果を一緒に面白がるようにしました。
失敗を活かして成功に繋がった時には一緒に喜ぶようにしました。
結果、発表会の準備期間の1ヶ月で、失敗に対して前向きな言葉を耳にするようになりました。

「失敗してもやるつもり」

「ここ、こうしたらいいんちゃうかなーと思って。」

「目標が高すぎたわ!そっちを見直す!」

成功させないとあかん!失敗はあかん!
っていう呪いが少し解けたのか…

今後の経過を楽しく見守っていきたいです。

※この駄文は私見です
ただのポエムです

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