【徒然なるままに】#9

　0時は過ぎていなかったが、かなり遅くにタブレット端末購入ボタンを押した。翌日来ることはわかったが、割と朝早くに届いたのには少しびっくりした。想定内ではあるものの、数時間前に注文したものが届くのだから未来に来たなあ、と思うのだった。学生の頃の自分が知ったら驚くだろう。
　結果から言うと、譜面を見るために購入したタブレットはとても良かった。古くはなってしまったが、そのタブレットのミニタイプは持っていたので、それほど感動を得られるとは全く思っていなかったが、使ってみてなんだか楽しくなったし、しばらく使っていると、昔からその端末を持っているかのような錯覚を覚えた。ミニタイプのものよりも大きいので、音符もコードネームも見やすいのも助かる。ミニはミニで使い道はあるが、はっきり見えるのは精神的安心感にもつながる。ディスプレイ自体の性能の向上も関係あるだろう。譜めくりもやりやすく感じるのは、反応がよくなっている、ということだと思う。
　やはり、ペンで書き込みができるのはありがたい。譜面に書き込むことで、デジタルの譜面が身近に感じられる、というのは錯覚だろうか。こんなことなら、もう少し早く導入しても良かったな、と思った。
　仕事しては、以前に出していた作品に対して、さらに精度を上げるべく、先方からいただいたデータを反映させて送り返した（と、書いても、かなり抽象的でわかりにくい）。
　段々ようやく紅葉してきたらしいが、すっかり冷え込んで、もう冬そのものだ。秋はどこへ行った。
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