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20190512「S.F. (Splash Factory)」

ギリギリ最終日に「とりあえずこれだけは」と思っていた、KYOTOGRAPHIEの展示に滑り込んできた。京都新聞の旧印刷工場で展示されていた、金氏徹平さんの『S.F. (Splash Factory)』だ。めっちゃいいと聞いていたので行ってみたが、めっちゃ良かった。

まずこの場所はかつて新聞の印刷工場であった。新聞自体は言わずとしれたメディアだが、情報自体がメディアで、それを形成する文字や写真もメディアで、それを定着させるインクという物質に流動性を持たせるのはメディウムで、メディウムの複数形はメディアで、その流動性(物質的な意味としても、情報的・記号的な意味としても)において、形を変えていく様子と、運動と、レイヤーを越えて入り込んでいく/繋がっていく様子のように思った。血液であり、肉体であり、人であり、そもそも生命であり、生活であり、社会であり、世界につながっていくかのようだった。

空間の力が凄いというのもあるが、ビジュアル的な構成、音響的な構成も素晴らしかった。特に奥の空間は、趣向にドンピシャきたよね。長い距離走るスピーカーはヤバイ。コラボレーションしている作家陣の良さも十分の感じた。

以下会場の様子。

この写真たちは、Google Pixel 3で撮ったものたち。加工無しの撮って出し。撮れすぎて笑う。

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