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着物やお茶好きにお勧めしたい京都の体験

着物やお茶が好きな人にとって京都はやりたいことがたくさんの魅力的な町。そんな着物やお茶好きさんにおススメしたい体験をご紹介します。

十二単を着てみる・・・・西陣会館

京都の町を歩くと着物姿の観光客を多く見かけます。小紋か浴衣の方が多いですが、中には振袖だったり、紋付羽織袴だったり、なんちゃって舞妓さんや芸姑さんだったりします。着物好きな人なら自分で着物を着る人が多いとおもいますが、自分ではできないのが舞妓さん、芸姑さん、そして十二単姿。

特に十二単は体験できるところも限られるので、よりレアな体験になると思います。皇室の正装でもある十二単一度は着てみたくないですか?私はずっと十二単を着てみたいと思ってました。

そして遂に私も十二単を体験できました。体験したのは西陣会館です。こちらでは、浴衣・小紋・舞妓さん・芸姑さんに加えて十二単の体験も良心的な金額でやってくれます。お化粧も基本やってくれますが、念のため、自分の化粧道具を持参すれば、あとは手ぶらで大丈夫です。


十二単 (3)1

      新種のヤンキーではありません。

実際に体験してみて、こんなに十二単衣が重いとは思いませんでした。平安時代の女性の姿が座ってるのもよくわかります。一人で歩けません。街歩きなんて無理無理。

何重にも重ねる、これだけのやさしく美しい色をどうやって昔の人は出したんでしょうね。色合わせもステキです。

着付けてもらいながら着付師さんから聞く装束や風俗の話はとてもためになります。着付けができあがれば、気分は平安時代女子ですよ♫

驚くのは脱ぎっぷり。あれだけ時間を掛けて二人掛りでやってもらった着付けも脱ぐときは、紐一本取れば一人で簡単に十二単衣から抜け出せます。(表紙写真参照)

和装は本当に不思議です。

専属のカメラマンに写真も撮ってもらえますが、自由に撮影もできます。欲を言えば、セットがもっと充実してたら、より平安時代にどっぷり使った写真が撮れるんだけど、今はどうでしょうか?(これは3年前の話です)

十二単 (5)1

     両手の支えてもらわないと立てません。

この十二単の姿を友人・知人に見せたらみんなびっくりしてくれました。嬉しい反応ですよね。この写真も一生の思い出です。

西陣会館の入館は無料で、無料の着物ショーや無料展示も楽しめる他、織物実演、機織り体験などもあります。無料の着物ショーは着物好きじゃなくても華やかで人気です。私はショーの着物や着付けはもちろんですが、モデルさんの所作が気になりました。真似したい。

西陣会館は学べるところも多く、着物好きな方にはおススメです。そして和装の究極のお姫様衣装である十二単を良心的に体験できるのは一押し!

是非自分では着れない十二単体験してはいかがでしょうか?

西陣会館

石臼でお茶を挽いて自服・・・・福寿園CHA遊学パーク

福寿園と言えば有名お茶メーカー。全国展開されていますし、京都の四条通にある福寿園本店に行かれた方も多いと思います。本店は、地下1階から6階までお茶のブレンド、食事・喫茶、ショッピング、茶道、煎茶体験、講座などお茶をベースに楽しめる総合ビルになっています。

今回お茶好きな方にお勧めしたいのは、その福寿園の「CHA遊学パーク」でできる石臼挽き体験です。繁華街のど真ん中にありコンパクトにまとまった本店とは違い、遊学パークは奈良よりの関西文化学術研究都市内にあり、広大な敷地にある見学施設は茶園や研究所もある企業施設でもあります。見学は予約制で有料体験の申込が必要となります。

遊学パークでは石臼体験、煎茶の入れ方講習、世界のお茶体験など盛りだくさんの体験・講習がある中、私は見学を予約するにあたり、石臼体験を申込みました。お茶をやる方なら、お茶室やお茶会でお茶を頂く機会やお茶を点てることはよくあると思いますが、石臼でお茶を自分で挽いてその抹茶で一服頂く経験はなかなかできないと思います。福寿園の本店でもいろいろなお茶体験ができますが、石臼体験はありません。

実際に行って見て驚いたのは施設が広く、展示内容が充実していたことです。展示内容は、お茶の歴史や種類、お茶の製造工程、福寿園の歴史の他、各国の部屋にお茶のテーブルセットの再現など、とても楽しく、わかりやすく学べるようになっていました。お茶の製造過程を見ると確かに抹茶は手間が掛かることがよくわかります。

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    石臼で挽きます

一通り見学が終っていよいよ石臼での茶葉を挽く体験です。見学で、ここまでたどり着くまでの多くの工程があることを知ると、石臼挽き体験も感慨深いものがあります。挽いていると香りが上ってくるし、香りに誘われるまま挽くことに集中していきます。

見学や体験を通じて、誰かが大切に茶の木を育ててくれて適切な工程を経て、ようやく私たちのところに抹茶となってくる、ということを実感すると抹茶もより愛おしくなります。

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      かなり良く点ち、しかも美味しい。お菓子付き。

CHA遊学パークでは、希望をすれば解説付きで広い施設を案内していただけます。質問にも丁寧に答えてくださいます。

お茶のことたくさん学んだ後に茶葉が抹茶になっていく様子を楽しみながら、自分で挽いた抹茶で点てる一服は感謝一杯で頂ける、お茶好きには嬉しい体験になるでしょう。石臼挽き体験おススメです。

福寿園CHA遊学パー

プロモーション型体験のおススメ

今回ご紹介した2つの体験は、どちらも業界や会社の広報活動の延長にあり、その特質を生かした珍しい体験です。

業界・会社やそこで生産される商品や業界へ興味や理解を広めて、多くの人にその素晴らしさを知ってもらい、ファンになってもらい、ひいては営業につながる、という広報の要素も強いので、料金もサービスも良心的です。

業界や会社の特質を生かして、一般ではあまりできない・やっていない、着物好き・お茶好きな方でもやったことのない経験もあります。それが十二単衣の体験や石臼でのお茶挽き体験です。

着物好き・お茶好きさんで、十二単体験や石臼体験をやったことのない方、是非おススメです。より着物やお茶が好きになること間違いなし。

ついでに西陣会館やCHA遊学パークを見学したら、きっとあなたも西陣会館と福寿園CHA遊学パークのファンになるでしょう。











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