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オランダ発Miso屋:7月13日、移動式味噌蔵、裾野市に生まれる!

昨日2022年7月13日、オカルト記念日に移動式味噌蔵が
遥々群馬〜裾野までやって来ました。

数日前からある程度時間の段取りなどはしているのですが、天候や交通状況など、どうしても当日にならないと分からない事があるので、予定通りにならない事の方が多いですよね。

今回の「蔵」導入には、トレーラーハウスの業者さんも含め、様々な地元のプロの方が早朝から協力してくださいました。
その為、私一人では出来なかったであろうトラブル・シューティングも皆さんの経験値から的確な意見をいただき、無事に進める事ができました。
本当にありがたい事です。

どれだけ調べても、パソコンやスマホの画面からでは分からない事もあります。どれだけ準備をしても、実際に行動して失敗する事もあります。
転んだ時にもちろん自分の力で立ち上がる事も大切ですが(そして立ち上がれる努力をする事)、それでも立ち上がれない時には、手を差し伸べてくれる方が必ず近くにはいます。
人との関係は、どんな関係でも「持ちつ持たれつ」だと思います。
自然の関係をみても「持ちつ持たれつ」が多いですよね。
様々な方に昨日は助けていただいたので、私も早く「助ける」事ができるようになりたいと思いました。

「田舎での起業」や「地域再生」とはキラキラしたものではありません(地方での起業に限らないかも知れませんが)。
非常に泥臭くて、「えー!こんな事に!」と時間がかかる事もありますし、「非効率」と感じる事も多いかも知れません。でも、そこには人の暖かさや、ワクワク感もあります。そして遠回りをしたから見える景色が必ずあります。
私が生業とする味噌作りも、天然醸造のものは時間と根気が必要です。
でも、そこには時間をかけたから発見できた意外な味もあります。
味噌も、様々な微生物が「持ちつ持たれつ」で共存して、時間をかけて複雑で深い味を作り出します。
私もゆっくり、じっくり、細く長く、自分のなりたい味をこの裾野で見つけてゆきたいです。


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