見出し画像

流行るゲームってなんだろうという疑問

このゲームが流行っている!このゲームはオワコンだ!と、何事にも流行り廃りがあります。ゲームってどういう種類があるのでしょうか。どういうゲームが流行るんですかねぇ。

ゲームの種類の分類のしかたを考える

ゲームの種類の分類を考えてみましょう。
ゲームショップやPSstore、Steamなどの分類だと「RPG、アクション、アドベンチャー、シミュレーション、スポーツ」といった「ジャンル」で語られることが多いです。しかしこの分類は嗜好の分類といった感じで、流行りを語るにはちょっと弱いです。
どういった分類のしかたがあるか、を考えてみましょう。

①PvEとPvP
「PvE(Player vs Enemy)」「PvP(Player vs Player)」という切り口の分類ができます。
モンスターハンターといった敵がCPUのゲームと、Apexのような敵がプレイヤーのゲームだと楽しみ方が異なってくると思います。大きな違いとして、敵がプレイヤーのゲームだと、どんなに上手くなっても自分より上手い人がいて、勝ち続けることができないのが特徴です。しかしその分、相手に勝つという快感はPvEでは得られないとも思います。PvEだとタイムアタック勢や縛りプレイ勢などのやりこむ層でなければCPUを倒したら終わりになりがちですが、PvPだと自分より上手い人はいつまでもいるので、終わりのない自分との闘いが永遠に続きます
個人的な印象では、かつて日本で人気ゲームといえば、RPGやアクションゲームなどのPvEが中心でしたが、スプラトゥーンやフォートナイト、Apex、ValorantなどのPvPのゲームが台頭して、誰かと戦う喜びを知ったライト層が増えてきているのでは、と思います。

②一人で遊ぶか誰かと遊ぶか
オンラインでゲームができる前の時代は、ゲームは1人で家でやるものでした。携帯機が出てきて、友達とゲーム機を持って集まって一緒にゲームを楽しむようになりました。そして、オンラインでゲームを遊ぶ時代になり、遠くに離れている友達と、一緒にゲームをすることができるようになりました。
一人で遊んでいたらすぐに飽きて辞めていたゲームも、仲の良い友達と遊ぶのであれば、ゲームがツールとなり、そのゲームを長く遊ぶようになります。また、友達に誘われて始める、といったケースも多いかと思います。
ゲームをプレイすること自体が目的ではなく、誰かとのコミュニケーションのツールとしてゲームをすることは、ゲームの普及の幅を広げたと思います。
また友達と遊べないときに、野良の人と遊んでてもそれなりに楽しめる、という点も、誰かと遊ぶ楽しさを知っている人は重要視するのでは、とも思います。

③無料か有料か
かつては、ゲームをプレイするのに、ソフトを数千円で買うのが当たり前でした(スマホゲームなどを除く)。それがフォートナイトの成功からか、無料でソフトを販売し、課金などで収益を上げる、というモデルのゲームが増えてきました。PS4やPCを持っていたら、無料で発売されたソフトをダウンロードしたら手軽に遊べる、という世界観ができてしまいました。
何か新しいゲームやろうかな・・・って時に、有料のゲームは買うかどうかを検討する、ところから始まりますが、無料のゲームは、とりあえずダウンロードしてみるか、っと始めるハードルが非常に低いです。
レビューやプレイ動画を見て吟味して買っていたのが、やってみて合わなかかった辞めればいいだけ、という購買行動に変化が生まれました。
そして、手に取るハードルが低くなることを実現したゲームたちは、長く遊ばれることにリソースを割くようになり、長く遊んでもらうためにアップデートを頻繁に行い、あの手この手でプレイヤーを満足させようとしてきます。

④区切りがあるゲームとエンドレスなゲーム
RPGが分かりやすい例ですが、ストーリーがあるゲームは、区切りがあります。最近ではエンドコンテンツとしてやりこみ要素を作ってプレイヤーに長く遊んでもらおうとしている傾向もあると思います。
逆にエンドレスなゲームは終わり時が分からず、飽きたら辞める、といったものです。②のPvPのゲームは終わりがなく、飽きたら辞める人が多いと思います。またマインクラフトなどのシミュレーション系も終わりがなく、飽きるまでやり続けるタイプのものです。終わりがないゲームは、逆にいうと明確なクリアがないため早期離脱されやすいゲームでもあるため、いかにプレイヤーにのめりこませるか、という点が大事になってきます。

どんなゲームが流行るんですかね・・・

どんなゲームが流行るのか、なんて分からないですよね。。
結局のところ面白いゲームは流行るし、面白くないゲームは流行らないのです。
そうはいっても上記にあげた分類を元に傾向を考えてみると、色々見えてくることはあります。
やや誘導していますが笑、無料という取っつきやすさ×友達と遊べる×1人でも楽しい×エンドレス、という組み合わせは強い、と思います。
無料だからこそ友達を誘いやすく、友達とやるからこそ終わりがないゲームの方がコミュニケーションツールとしての相性が良く、友達とやる喜びを知っているからこそ一人でも楽しい方が良い、理想郷のような話ですが、そういうゲームって強いよな、と思います。
SNSが普及し、リア友(学校や職場の友人)以外にも趣味:ゲームのフレンドと繋がりやすくなり、コミュニケーションツールとしてのゲーム、の側面は強くなっていると思います。ゲームを黙々とやりこむゲーマーから、おしゃべりを楽しみながらゲームを楽しむライト層と趣味:ゲームの裾野が広がり、より大きな面を捉えることが流行るためのポイントになったと思います。
コロナ禍の影響もありゲーム人口が増えていってる中、プレイヤーの心を揺らして離さないゲームの進化をこれからも楽しみにしたいと思います!

スキやフォローしていただけるだけで嬉しいです!