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Apexの世界大会開催が決まり想うこと

Apexの世界大会@ストックホルムの開催が決まりました。各地域での予選も終わり、参加チームが固まり、4月末の開催が待ち遠しいです。
これまで競技シーンを追ってきた身としての所感です。

4/29〜5/1の世界大会とは・・・

4/29〜5/1の日程でストックホルムで世界大会が開催されます。Apexでは約2年半ぶりに世界一を決める大会が開催されます。
ALGSシーズン2のスプリット2プレイオフという位置付けで、この世界大会の後にチャンピオンシップという世界大会がまだありますが、何はともあれ待ち焦がれていた世界大会です。
出場枠はNA,EMEA,APACnが10枠、APACs,SAが5枠と決められており、正直APACn優遇されていますが、日本勢には頑張ってほしいです。
チャンピオンシップの出場権
は、このプレイオフでの上位チームが進出する可能性が高いため、チャンピオンシップにAPACnのチームが10チームも出られない可能性があるので、このプレイオフは思いっきり応援したいですね。

待ちに待った世界大会

Apexの世界大会はコロナの影響で何度も中止になっています。
テキサス大会、シーズン1チャンピオンシップ、シーズン2プレイオフと世界大会あるある言われながら開催できず、その間に引退していった選手たちも多くいます
そんな中で世界大会を夢見て頑張ってきた選手たちの努力が報われたことは本当に喜ばしいことかと思います。
前回の世界大会(2019年9月)に出場した選手のうち、今回の世界大会に出場する選手も多数います。Apexの人気がない(落ちていった)地域でプロとして継続してきた選手たちの頑張りが報われたことは、本当によく頑張った・・・って思います。

普段の地域大会と違う世界大会の特殊性

「世界大会の見どころ」というと、日本チームの奮闘や韓国勢の躍進、海外チームの強さ・・・とか色々出てきますが、世界大会を理解するための前提として、世界大会の特殊性を述べていきたいと思います。

①オフライン環境
普段の大会は、自分の家やゲーミングベースなど慣れた環境から大会に出ていますが、広々とした会場で支給されたPC,モニターでプレイすることになるのは大会のレベルもさることながら普段のパフォーマンスを出すことが難しくなります。そんな中でいかにしてパフォーマンスを発揮できるか、がポイントになると思います。
(会場が広くて寒い・・・なんて話は他ゲームの大会でもよく聞きます)

②各地域のメタが混ざってカオスに
各地域ごとに混ざって大会が開かれることは珍しく、基本的に一つの地域という枠で大会は開催されていました(FFLにてAPACnとAPACsが毎週戦っていたのは良い機会だったと思います)。ある地域では標準的な戦い方(キャラ構成、ムーブ、判断)が他の地域では珍しかったり、その逆も然りで、世界大会では各チームがどのような戦い方をするのかが読めず、序盤はカオスな展開になると思います。
戦術を複数用意して上手くいかない時に対応することや、最初の数試合で攻略の糸口を掴むなど、柔軟に臨機応変に対応する力が求められると思います。

③強豪チームのランドマーク争い
各地域の強いチームが集まって世界大会が開催されます。強いチームは大体強いランドマークを採用していることが多いため、世界大会ではランドマークが被ることが想定されます。初動ファイトして倒しに行くのか、はたまた他のランドマークで戦うムーブを準備しておくのか、地域大会では考えなくて良かったことが世界大会では考えておく必要が出てきます。

④3日間の超過密日程
現在発表されているスケジュールですと、
1日目 グループステージ(18試合)
2日目 ウィナーズ/ルーザーズ(6試合または12試合)
3日目 ポーランドルールの決勝(勝者が決まるまでエンドレス)
初日に18試合を終えてグッタリしている中で、2日目の「決勝を賭けた戦い」に臨む必要があります。慣れない食事とホテルのベットでしっかり休めるのか、初日に疲弊した状態で2日目にパフォーマンスを発揮できるのか、体力勝負でありメンタル勝負であり気力勝負の3日間になることは間違いないと思います。

前回の世界大会に出場したポーランド戦士たち

最後に、前回の世界大会にも出場して今回の世界大会にも出場するポーランド戦士たちを紹介したいと思います。前述のように普段と異なるオフライン環境での戦いを経験していることはアドバンテージになるのではないでしょうか。
(現在の所属チームとポーランド戦士多い順に紹介)

・3人がポーランド戦士のチーム
SCARZ Europe(rpr, MandeTaisheen
Totem Esports(JSavageW,ShRP,Amaazz

・2人がポーランド戦士のチーム
Alliance(Hakis, Vaifs
Acend(k4shera,PostKiLL
Spacestation Gaming(Frexs,Dropped
Cloud9(Zach,Albralelie
TSM(ImperialHal,Reps
αD(Parkha,Selly
Team Burger(Jaro,Emtee

・1人がポーランド戦士のチーム
Players/GAMBIT(Artyco
GMT(Gnaske
Invictus Gaming(brynn
NRG(sweetdreams
Team Liquid(oh Nocturnal
Crazy Raccoon(Ras
Reignite(Zer0
Sutoraiku(BulletL
Team Singularity(artiNN1

日本勢はポーランド経験者で唯一の現役プロのahnuGさんが世界大会出場を逃したため、全員初めての世界大会になりました。また、NAの強豪のESAやG2も全員が初めての世界大会になります。
オフラインの緊張感に負けずに力を発揮してほしいですね!


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