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~山西先生より~  「断乳」は我が子の視野を広め、自立への第一歩となります

 断乳をすることをためらうお母さんの中には、「かわいそうだから」
「おっぱいくらい自由に飲ませてあげたい」という方もいらっしゃるでしょう。
でも、断乳は、できれば1歳3ヶ月~1歳半までには行いましょう。

目安は、「小さなおむすびが食べられるようになったら」です。
また、歩き出す子もいるので「歩き出したら」というのも一つの目安です。

それ以上に母乳を与えると、「食事」ではなく「甘え」となり、2歳前後のイヤイヤ期と重なると断乳するのがとても難しくなってしまします。

3日もすれば、「おっぱいとのさようなら」は可能です。

一般的には、3日間ギャン泣きします。でも、それ以降は、『子供の方がケロッとして、むしろ私の方が淋しいと感じる』と皆さんおっしゃいます。

断乳後には子供の一日のリズムが整い、離乳食も進みます。 
子供の健康を支える大きな二つの柱「リズム」と「食事」のスタートです。

また、『母親に拒絶されることは、子供のトラウマとならないのか?』と心配される方もいらっしゃいますが、そこにあるのは「母親への大きな信頼」だけです。

子供は、2週間で変わると言われており、おっぱいから離れた子供は、大きな「自立への第一歩」を踏み出すことができます。2週間も経てば、新しい我が子の一面が見えることでしょう。「おっぱいに縛られない、自由な世界」がそこにはあるのです。

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山西先生や保育者(ほしの子の先生)によると、断乳前後では子供の顔つきから行動まですっかりと変わるということです。 

自信にあふれ、周りの大人との関わりを積極的に持ち、「自由」を楽しんでいるように感じるそうです。

断乳するかどうかは、子供に合わせるのではなく、まずはママが決断し、断乳の時期がきたらそのサインを見逃さない(ご飯をよく食べる、おっぱいをあげる間隔が空いてきた、食事のリズムができてきた など)ことで、断乳がスムーズになる場合もあります。 

「子供は自分で決めるのが難しい」のです。断乳の時期はママが決めてあげて、新しい世界への第一歩のサポートしてあげましょう。
               
断乳の方法は検索すればいろいろ出てきますが、どれがスムーズにおっぱいとさようならできるのか?はその子によって違います。周りの協力も必要になることもあるでしょう。

でもまずは、お母さんが『断乳して子どもに新しい世界を見せてあげる!』と心に決めること、それだけです。

断乳することでのメリットは、何と言っても、「おっぱいの時間に縛られない自由さ」です。

パパに預けて、ママだけで出かけることも可能ですし、体力的にも疲れにくくなります。

デメリットとしてあえて挙げるのであれば、「おっぱいを飲んでいるときの愛しさ」を感じられないということでしょうか。 

でも、山西先生のお話にもあるように断乳は、「自立への第一歩」です。

きびしい言い方をすると、断乳をしないということは、子どもが新しい世界に飛び込める自由を奪っていることにもなるのです。

避けては通れない「断乳」ですが、時期を逃すと自我の芽生え、イヤイヤ期と重なって親子ともにヘトヘトになってしまします。

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わかやまシュタイナー学園で定期的に実施されている『子育て講座』は、離乳食のすすめ方や、断乳について山西先生に直接相談できる機会でもあります。

お話を聞くと、頑張っているお母さん自身が『楽になった』と感じることも多いと思います。

先生の豊富なご経験から語られる面白くも奥の深いお話と教育者としての子どもに対する温かさや優しさにぜひ触れてみてください!
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