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第12回 小鼓のこと

11月も終わりに差し掛かり皆さま如何お過ごしでしょうか?
最近は色々な助成金なども出ている上、舞台も少しずつ戻ってきているおかげで例年通りかそれ以上の忙しさで過ごさせて頂いております。
昨年の春ごろでは全く考えられなかったことでとても感慨深く思っております。
今まではここまで舞台があることに有り難さを感じることが無かったのですが(なかなかに今思えば贅沢な考えかと思います)、今はこの少し取り戻されつつある日常、舞台のある生活に感謝しつつ過ごせております。

さて前置きが長くなってしまいましたがいよいよ本題に入りたいと思います。
今回は前回に引き続き囃子方の回です。
今回の担当は成田奏委員。

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私個人としましては1番昔から知っている人物です。
昔から家族ぐるみの付き合いがあり、今でも1番お世話になっていると言っても過言ではないほど仲良くさせていただいております。

こちらも長くなってしまいました。笑
成田委員より解説文をいただいているのでそちらをご覧下さい。


解説

小鼓方とは
美しい構えで華やかな音色を奏でる〈小鼓〉を専門に演奏する演者の事です。
小鼓方は基本的に能一演目に一名のみ、舞台の正面、鏡板を背に演奏しています。
小鼓と聞くと一番にイメージする「ポンッ」という音色は、左手の操作によって繊細にコントロールしています。
場面によってあえて音程を変えることも可能です。
その秘密を動画後半で話していますので、ぜひご覧下さい。
能楽師の子に生まれた私ですが、紆余曲折を経て能楽師になると決意したのは18歳。
どうやらそちらの話が本編になっているようです。
是非ご覧下さい。

動画内ではかなり深く自身のことについても語ってくれています。

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能楽師が能楽師になろうと思ったキッカケは当たり前といえば当たり前ですが十人十色です。
その一つ一つに深いストーリーがあります。
その内容に焦点が当たることは普段はあまりないのですが、この若手能のnoteでは
そこにあえて焦点を置き動画の撮影編集をしているということが他の企画との差異かと思います。
個人的にもなぜ皆が能楽師を目指すこととなったのか興味があったものなので思わず動画を見ながら「ほぉーー」
と言ってしまいます。笑
もちろんきちんと今回の話でも小鼓の話も深くしているのでそちらもお楽しみ下さい。

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実演も交えてあるので乞うご期待!!

若手能HP
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それではどうぞお楽しみください!

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