見出し画像

土木技術者の働きがい【第4弾_鉄道会社編】

皆様こんにちは!

若手パワーアップ小委員会です。

土木業界を目指す方々に少しでも我々の働き方をリアルに感じてもらい、そして将来一緒に業界を盛り上げていきたい!
ということで、若手パワーアップ小委員会では、「働きがい」をテーマとして各社それぞれのリアルを発信しています!

今回はその第四弾「鉄道会社編」となります!
これまでの記事もぜひチェックしてみてください!

まずはこの記事を書いている私の自己紹介からします。
鉄道会社に勤務している入社8年目の〇山と申します。プライベートでは昨年の8月に第1子(娘)が生まれ、パパになりました。後述しますが、9月中旬から2ヶ月育休を取得しました。

鉄道会社の土木の仕事って何?とあまりイメージがつかない方もいると思いますが、この記事を読んで少しでも鉄道の土木の仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

①私の経歴


 入社して最初の配属は運輸部門で、電車の一番後ろに乗務している「車掌」を3ヶ月ほどやっていました。この会社には技術系で入社したのですが、会社の方針で技術系社員は一度運輸部門を経験し、鉄道の現場を最前線で体感することを大事にしています(他の鉄道会社ではあまりないことかもしれません)。

その後、鉄道の技術部門(土木)に配属となり、まずは鉄道高架橋の耐震補強工事を担当しました。他にも自治体や高速道路会社、他の鉄道会社から委託されて当社で施工を行う受託工事や地下駅におけるバリアフリー化工事なども担当しました。工事だけでなく、橋梁やトンネル、駅のホームなどの鉄道土木構造物の定期検査も行っていました。

鉄道土木の仕事を約4年担当したのち、人事部の採用担当に異動となりました。土木の仕事とは違い、管理部門で働く楽しさ、難しさも経験することができました。

人事部に3年在籍し、昨年の7月からまた土木部門で仕事をしています。また、土木に戻ってくると同時に昇職し、マネジメントをする立場となりました。

地下駅のバリアフリー化工事に伴う道路覆工


②仕事の進め方、やりがい


鉄道会社は発注者として、工事を施工するゼネコンに発注し、現場がスタートするのですが、電車運行に支障がないか、第3者への影響はどの程度かなど、施工計画からゼネコンに任せきりにするのではなく、一緒に考えていくことが多いです。

なので、関係各所との事前の調整や現場が始まれば現場管理や工程管理など、思った以上にやるべきことが多いなと思います。特に鉄道会社の現場は制約が多い場所が多く、夜間(最終電車後)でしか作業ができない場所もあったりするので、夜間作業の立会もあったりと身体的に辛くなる時もあります。

ですが、担当している工事を無事に終わらせることができ、鉄道を利用していただいているお客様のサービス向上につながっていると思うと喜びを感じ、それがやりがいにつながっていると思います。

軌陸高所作業車を使用した道路橋補修作業

③育休取得


 冒頭の自己紹介でも書きましたが、昨年の8月に第1子が誕生し、9月中旬から2ヶ月間の育休を取得しました。また、経歴でお伝えしたとおり、昨年の7月に土木部門に戻ってきたと同時に昇職したことで立場も変わりました。そんな中、育休を取得できたのは会社や上司の理解があったからだと思います。

育休を取得してみて感じたことは、世の母達はすごい!です。育休中、子供の世話(ミルクをあげたり、オムツを変えたり)にプラスして家事をする大変さや夜泣きの対応など、身体的にも精神的にもきついことを体感しました。また、この期間ずっと子供と過ごせたことで、子供の成長を感じることもでき、育休を取って本当に良かったと思っています。

④さいごに


 鉄道会社編ということで、鉄道会社の土木の仕事について少しでもイメージができたでしょうか?

普段の仕事でお客様と直接的に関わることは少ないですが、縁の下の力持ち的な役割で鉄道を利用していただくお客様の安全・安心を守っています。

そんな鉄道の仕事、土木の仕事に少しでも関心を持ってくれれば嬉しいです!ぜひ一緒に土木業界を盛り上げていきましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?