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BUNDAN(82首目)


BUNDANを 分と断とは苦笑い 文豪たちの嘆息聞こえ


日本の仲良しが、娘さん達と素敵なカフェに行ってきたと写真を送ってきてくれた。お店の名前は、「BUNDAN」。

「本がたくさんあって、メニューもすごく凝ってるの。読書が好きなよこがおさんも、絶対ここ気に入ると思う♪」という一言まで添えてあったのに。お店の名前を目にした瞬間、まっさきに「分断」が思い浮かんでしまった。

分断分断分断。日ごろ見聞きする情報に、どれだけ自分が影響を受け、一方的な思考回路になっていることか。

古いものに見向きもせず、誰もが泥舟から逃げるように 新しいものへと群がっていこうする現代。 本質を見極める力であったはずの「文学」が、今までになく “見えない”時代になっています。本質とは時代を遠経だてても変わらない大切な気持ちであり、 われわれ人間の、不変の感動する「こころ」のこと。
そんなこころに響く数々のものを置いていき、 新しい文学の道標となるべき場所を目指すことを目的に 「BUNDAN COFFEE & BEER」は始まりました。

以上、BUNDANさんのホームページより。

サイトを覗いてみると、文豪たちやその作品にゆかりのあるメニューがずらり。なんて面白いアイデアだろう。友人達が食べたのは、どのメニューだったのかしら。

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ん?でも待って。

そういえばこのお店の「BUNDAN」、漢字で書いたら「文壇」と、それは正解ですか?もしかしてもしかしたら、人々の分断を文壇で癒し、本質を取り戻すとか。深~い意味が込められている、かもしれない。「文壇」と決めつけるのも、これまた短絡的か。

いつかBUNDANを訪れる日を楽しみに♪ 心も頭も柔らかくありたいものです。