癖

癖が強い試験に慣れよう 資格取得のコツ

試験にはそれぞれがあります。弱いものから強いものまで。歴史ある有名な資格検定試験では多かれ少なかれ癖はあります。個性ともいうそれに慣れておきましょう。

■ 癖を知れば付き合い方がわかる

試験問題はだいたい人間が作っています。作成に関わる人が代わっても歴史ある試験では似たような傾向や言い回しの問題文はよくあります。

試験攻略では問題作成者の専門分野を調べて出題傾向を予想する人もいますが、一般受験生はそこまではなかなかできません。それでもおまかな出題傾向や癖を知っておくぐらいはすべきです。特別なことをする必要はありませんが、ちゃんと過去問題を解いていれば傾向は掴めるので少し意識してそれをする程度でもかまいません。

よく、過去問をやっても本試験で全く同じ問題が出るわけじゃないのだから無意味だと言う人がいますが、だからと全くやらなければどんな問題が出るのか想像もできません。

とくに行政書士試験では過去問だけやっても合格できないとよく言われます。たしかにそれも言えるのですが、過去問はしっかりやるべきです。新しい形式や切り口の問題が出るとしても、これまでの出題傾向があるからこそ違った形のそれが出てくるわけですから過去問研究はしっかりやるべきです。

資格検定試験は過去問に始まり過去問に終わるとも言われます。人間で例えるならばその人の癖を知れば上手な付き合い方ができるというわけです。

「いや、俺(私)のほうに合わせろや」というのではきっと合格は大変難しいでしょう。相手のご機嫌をうかがえというのではなく、難関試験であるほど合格まで長い付き合いになるかもしれないのでしっかり相手の癖を観察&研究することで有利な状況を作っていこうというのです。

自分に合った試験を探すよりも、自分が合わせやすい試験を探すほうが効率的なのです。


■ 癖は強いが慣れればイケる試験

特徴を掴んでそれに合わせた勉強をすれば合格する能性がグンと上がる試験をご紹介しましょう。

それは知的財産管理技能検定です。合格に的を絞って話をしますとこの試験はかなり癖が強いんです。別名「日本語検定試験?」とも言われるほどに。

過去問を見ればすぐわかると思いますが問題文やその出題に関する文章の日本語がとにかく癖が凄いんです。もっとスパッとわかりやすく作成できそうな気がしますがおそらくあえてそうしてるのだと推測できます。

とくに3級試験は合格率も高めですから普通に出題したらほぼ全員合格してしまうからなのかどうかはわかりませんが、そのぐらい日本語の言いましに癖があります。

そして2級の合格基準は学科・実技とも満点の80%以上(あなたの受験時における正確な数字は各自でご確認ください)なので油断できません。問題数はそれほど多くはないのでわずかな失点でも不合格の可能性が高まるということです。

合格基準が満点の8割以上というのはかなり珍しいかと思います。有名な国家資格でもだいたい7割程点数を取れば合格ですからね。もちろん出題自体の難易度の違いはありますが単純に何割取れば合格できるかという話において8割はちょっと特殊かもしれません。

問題文の日本語の言い回しと合格基準点。この2つに特徴がある知的財産管理技能検定はかなり癖があると言えるのです。それ故にその癖さえわかって慣れてしまえば試験という戦いを有利に進められでしょう。

ちなみに受験料も他の同程度の難易度の資格検定試験に比べると高めですから一度で受かるのがベスト。 2級の受験資格は3級合格者ですから順番に受験しましょう。(詳細は各自ご確認ください)

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■ 出題にケチつけてもしょうがない

仮に出題にミスがあったことが判明して、該当する設問は受験者全員を正解とするといったケースがあったとしましょう。そんなことが無いのが一番ですが、たまにあったりしますよね。

かといって「じゃぁこの問題文はちょっと言い回しがおかしい」と思うことがあったとしても、それが出題ミスとなるかというと、まずないと思っておきましょう。

日本語の言いましがおかしい問題文は資格検定試験ではそれなりにあります。

例えば「○○のように△△でない」という文ですね。これは2通りの意味に受け止められる可能性があります。

「AはBのように大きくない」
→ Aは大きくない。Bも大きくない。つまりAとBどちらも大きくない。
「AはBのように大きくない」
→ Aは大きくない。Bは大きい。つまりBは大きいが、その一方でAは大きくない。

こういった言い回しが問題文に出たとしましょう。日本語の問題文としてはどうなのかなと思ったとしても受験生としてすべきは、はたして出題者がどちらの意味で用いているのかを見極めなければなりません。

日本語自体の使い方に問題があると試験センター等に言ったところで、その出題箇所が全員正解になることはまずないでしょうからね。

対処法は過去問で同じ言い回しを使っているケースがあるならばそれがどちら意味で使われているかをチェックしたり、試験内容の基礎的な知識によってどちらの意味で使われたかがわかるようにしておいたり、といったことになります。

試験によってこうした日本語の文章の癖を事前に把握していくのも受験テクニックです。日本語のいろはや歴史や正しい使用法に詳しくて敏感なお方は試験中でも凄く気になるかもしれませんが、目的はあくまで試験に合格することです。

日本語が気になるならばその試験におおける過去の日本語の使い方の癖をより良く知って攻略してやれば良いのです。相手が変(に見える・思える)ほどに攻略しがいがあると考えましょう。

特徴が無いほうが攻めにくいものです。相手の癖を知れば戦い方もわかるというものです。

☆資格検定試験の癖を知るべし。癖が強いほど付き合い方を工夫しよう。

今回のnoteは以上です。お読みくださりありがとうございました。

あなたが合格しますように。


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