間が悪いと合格は見果てぬ夢
間が悪い人が急に会話に割り込んでくると、それまでの話の流れが台無しになることがあるもの。
これまでの流れを汲んで合流してくれれば良いのですが、お構いなしに急角度で突っ込んでくる。そんな乱暴なことがよくできるなぁと思いますが、流れを読もうという意識がないので当人は自分が「間」がわるいなんてこれっぽっちも思っていない。
割り込んだまま自分の話ばかりするので周囲はどんどん引いていくのにそれにも気がつかない。それで自分の話を皆が黙って聞いているのは俺(私)の話が素晴らしいからだと勘違いしちゃう。
こういった光景はごくありふれたものでしょう。自分はそうはしてないぞ、と晴れ晴れしく思っていても、これが資格試験挑戦に舞台を置き替えると、どうも雲行きがあやしくなってくるのもよくあること。
いったいどういうことなのか?
よく、過去問は大事と言われますよね。その理由のひとつはどんな出題傾向なのかを知って、その癖を知ることにあります。雰囲気ともいうそれは、これまでの出題の「流れ」を感じ取っておく意味でも避けては通れません。
「流れを読む」を「空気を読む」と言ってもいいかもしれません。すると「空気なんて読むな」と言いだす人もいますが、読もうという意識さえないから間が悪いワケです。間をとれないから周囲をシラケさせてしまうワケです。
少なくとも10年分の過去問を繰り返し解き続けていると、嫌でもその試験の流れや空気を感じ取れるようになります。するとその試験独特の「間」がわかるようになります。
「間」がわかると何が良いのか?
どこで間をとったり外したりしてるのか。それがだんだんわかるようになるのが利点です。ひっかけ問題がその好例ですね。
ひっかけ方にも試験によって癖があります。どういったひっかけ方をよくするのかを知っておかなくては、落とし穴すべてに律儀にハマりまくってしまいます。
日常会話で間が悪い人は試験でもなかなか点数が取れません。他人の思考やしゃべりの流れを想像できないし、しようとしないからです。他人とは試験でいうところの出題者のことです。
こうなるとなにが問題かというと、ズバリ、想像力の無さや乏しさです。
(試験の難易度や種類にもよりますが)なんでもかんでもAときたらBとすればいいという単純な問題はめったに出ません。ひねったりひっかけたりするわけです。このとき受験生がしなければならないのは想像力を働かせて考えることなのです。
「想像力」と「考える力」を養い、実際の試験で点数に結びつけていくのが「受験」というわけです。
つまり受験生がすべきは、流れを読んで「間」を駆使できるようにまで鍛錬し、想像力を働かせて考え、正解に辿り着くその一連の項目を繰り返すことです。それが勉強です。
高速道路の合流地点でスピードも他車の流れもお構いなしにノールックで本車線に突っ込んでいきますか? それは勇気ではありません。ただの無茶であり、絶対にしてはいけないことです。
これと似たようなことを会話や資格試験挑戦では平然とやっているとしたら、そりゃ煙たがれたり不合格になったりしても当然ということです。
「間抜け」にならないよう、合格できる勉強をしっかりやっていきましょううね。
今回のnoteは以上です。お読みくださりありがとうございました。
あなたが合格しますように。
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