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成長の伸びしろ!@現代版組踊「息吹~南山義民喜四郎伝」観劇編

みなさん、もつかれさまです!

私は「博多若杉」を運営している「株式会社SkywardHD(スカイワードホールディングス)」にて、SNS発信を中心とした広報活動に取り組んでおります【自称:もつ鍋・水炊き博多若杉の想い伝道師】さっきーです。

私達SkywardHDのメンバーは先月、研修のために福岡県を離れ高知県と兵庫県へと行って参りました。

<3月29日>
高知県にて
ネッツトヨタ南国様の見学、および学習会

<3月30日>
兵庫県神戸市にて
現代版組踊「息吹」鑑賞会、同ホールにて合同省察会

今回訪問した研修先

今回のnoteでは前回に続き、2日目に訪れました兵庫県での研修の様子をお届けいたします!

▼1日目の研修の様子はこちらから

最初に

本日のnoteでは主に私が「現代版組踊 息吹~南山義民喜四郎伝」を観劇し感じたこと(感動したこと)を綴ってまいります。

(※以降「現代版組踊 息吹~南山義民喜四郎伝」を「息吹」と呼ばせていただきます)


最初にどうしてもお伝えしておきたいことは、

「息吹」を見た感動は、実際に「息吹」を観劇し体感することで得られるものだと思うことです。

(正直なところ、私のnoteでみなさんにあの感動をお伝えすることは、難しいです……!)

ですが!!

私が実際に「息吹」を観劇し、得たもの感じたことは、ぜひみなさんにもお伝えしたい!!

そんな気持ちで文章を綴って参ります。


noteの最後には、なぜ松尾店長が研修で「息吹」を観劇するという機会を作ったのか?

松尾店長本人に、その想いをうかがった内容もございます。

ぜひ最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします~!!



現代版組踊「息吹」について

まずは簡単に「息吹」の説明をさせていただきます。

ーー今から約300年前の1720年秋に、年々厳しくなる年貢に加え、幕府から数々の要求を突き付けられたことに限界を感じた南山御蔵入領の農民が【百姓一揆】を起こしました。

徳川幕府直轄領で起こった悲劇の物語は、南山御蔵入り騒動と呼ばれ、喜四郎をはじめとした南山の農民と忠義を貫く代官との、対立の激化を描いた物語です。

現代版組踊 息吹~南山義民喜四郎伝」では、沖縄に伝わる琉球古典芸能「組踊」の手法に、南島詩人平田大一が地域に伝わる伝承・伝統にアレンジを加え、次世代の若者を中心に作り上げた感動の舞台「現代版組踊」です。


驚くことに、この物語を演じるのは、小学生から高校生までの「子どもたち」。

この活動の目的は舞台制作を通して、自分たちの住む郷土の歴史を知り、自分の生まれた地域に誇りを持ち、そして子どもたちが元気に活動することで地域の大人が元気になり、郷土が活性化される事を目的とした「次世代育成プロジェクト」です!

福島県奥会津の小学生から高校3年生と、これまでの交流から想いに共感した全国の子どもたちを加えた約50名で活動されているそうです!

今回私が観劇した舞台には、小さい子で小学2年生の子が参加していました😲!


小さな工夫のおもてなしから始まった「息吹」の時間

兵庫県の地下鉄「大倉山駅」から、徒歩10~15分ほどの位置にある神戸文化ホールにて「息吹」観劇に向け集結した、SkywardHD一行。

入場するといただけるパンフレットには、真心のこもった手書きのメッセージが添えられていました✨️

パンフレット内にある出演者紹介を見ながら「どの子が書いてくれたのかな?」と、出演者を身近に感じる小さな工夫に、歓迎のおもてなしの心を感じました(^^)


舞台前に行う「声出し」見学にて

今回は特別に、舞台発表前の「声出し」を見学させていただきました。

声出し中に感じる、発表前の緊張と、それぞれの覚悟

ほんの数分、声出しの様子を見ていただけなのに、子どもたちが今まで全力で練習に取り組んできた様子がヒシヒシと伝わって来て……


これは大変だ(;˙꒳˙ 三 ˙꒳˙ 三 ˙꒳˙;)

まだ始まってもいないのに、すでに泣けてきてしまう😭

ハンカチ一つでは足りないかもしれないぞ……!と、本気で心配になりました😅


「息吹」を観劇し、心に残っていること3選

①本気の「一所懸命」とは

私が「息吹」を観劇して、まず感じたこと。

それは「一所懸命」から感じる力強いパワーでした。


大きく全身を使って踊る姿、動き、舞台での台詞……

全てが本気のパフォーマンスだからこそ、心に響くものがあり、感動して涙が出る。

私が過ごす日常にはない、人が持つ本来のパワーに触れ、全身が痺れるような感覚になりながら、ふと、私の心に1つの疑問が生まれました。

私が本気で一所懸命になれた経験は何だろう?
私は日々を一所懸命に生きているだろうか?

過去の経験や、今の自分を振り返ってみた時に、

舞台で演じる子どもたちに比べ、自分はまだまだ「本気」にもなり切れていないし、きっともっと「一所懸命」になれる!

今回の研修のテーマでもある、自分の「成長の伸びしろ」を、この時ハッキリと感じられた気がしました。


②「魂」について

前回の「ネッツトヨタ南国様」での研修でも、キーワードになった「魂」という言葉について、物語の中でも考えさせられる場面がありました。

それは、一揆を参謀したとして、一揆の指導者と目される名主3名、百姓3名は斬首(喜四郎は田島で捕まり打ち首)となり、見せしめにさらし首になってしまう場面がございました。

これはのちに奥会津の人々によって「南山義民」と讃えられ、郷土の誇りとし語り伝えられるものとなるのですが、

私はこの出来事を、強い想い(義の心※)が「魂」となり、人の心を動かした瞬間だと感じたのです。

義とは……人間の行動・思想・道徳で、「よい」「ただしい」とされる概念のことです。


物語を通して、

自分の「魂の想い」とは何だろう?

この命をもって何を成したいのだろう?

そんなことを考えている自分がいました。


正直なところ、まだハッキリとした答えは見かっていません。

しかし、”生きていく上で大切なこと”に、生まれて初めて触れられたような気がしました。


③喜四郎の「覚悟」が教えてくれたこと

物語の舞台である1720年代の会津南山では、明日食べるものもままならず、大切な人の命を守りたくても守れない……苛立ちが募る、そんな時代。

物語の中盤で、喜四郎が家族との決別を覚悟し、当時のご法度である「直訴」を決断をする場面があったのですが、本当に辛くて……😭

目を背けたくなる想いでした……。


だって、喜四郎の旅支度が終わってしまうと、喜四郎と家族は今生の別れとなってしまう。

そんな中でも、喜四郎の覚悟を受け止め、旅支度を手伝う妻・千代の覚悟。

後ろを振り向かず家を飛び出す喜四郎と、泣きながら喜四郎の名前を呼び続ける千代……。

このシーンは今思い出しても、苦しく、胸が張り裂けそうな気持ちになります。


私は現代の日本に生まれ、そんな苦しい生活とは無縁の、本当に豊かで幸せな日々を過ごしています。

平和でありがたい日々の中、1720年代の会津南山のように、身を切り裂かれるような家族との別れを経験する可能性は、限りなくゼロに等しいと思います。

物語を見て、私たちの幸せは先人が築いた想いの上にあることを知り、現代の幸せな環境への感謝の気持ちを忘れずに、生きていこう。

そう思いました。


「息吹」のメンバーの合言葉

「息吹」のパンフレットの中にある「息吹卒業生からのメッセージ」を読んでいて、あることに気付きました。

それは「息吹」のメンバーが「一所懸命はかっこいい」という言葉と、「”できない”を”できる”に変える人間力をつける」という言葉を、合言葉にしていたということです。


一所懸命って、かっこいいですよね✨️

特に「息吹」を観劇してからは、一つのことに一所懸命に取り組むからこそ人生が豊かになり、そして愉しめるようになるのかもと思うようになりました。

きっと子どもたち一人一人が「一所懸命はかっこいい」という言葉を胸に、懸命に取り組んでいるからこそ、人を感動させることができる活動へと繋がっているのでしょうね✨️


続いて「”できない”を”できる”に変える人間力をつける」という言葉。

これも、すごくパワーのある言葉です。

正直、言葉で言うのは簡単ですが、実際にやり遂げるとなると、難しいことだと思います。

でも・・・!

「できない・無理」と否定するのではなく、自分の心や頭で「どうしたら出来るようになるのか?」を一所懸命に考えることが大切。

実際に「息吹」で培った考え方が、子どもたちの中に根付いていることがよく分かるメッセージが、パンフレットの中にある「息吹卒業生からのメッセージ」に書かれていました!

せっかくなので、一部メッセージをご紹介いたします。

現役時代に培った『一所懸命はかっこいい』という言葉。
何かに挑戦するという事は、リスクもつきものです。しかし失敗を恐れていては何も始まらないし、成長にも繋がりません。
かっこ悪くてもいい、何回失敗したっていい、一所懸命やってる姿がかっこいいんだよと伝えています。

2018年卒業 立澤彩希さんのメッセージ

舞台活動を通して、”できない”を”できる”に変える人間力をつける事の楽しさや、一所懸命に取り組む人のカッコよさに気がつくことができ自分自身への自信に繋がるきっかけとなりました。

2019年卒業 久保南夢さんのメッセージ

どんな難題であろうと主体的に取り組み、カッコよさや楽しさを見出している卒業生の言葉、本当に素敵です!


息吹観劇研修に込められた松尾店長の想い

今回の研修にて、SkywardHDのスタッフ総出で「息吹」を観劇することを決めた、松尾店長。

その決意の裏には、どのような想いが込められていたのでしょうか?

松尾店長ご本人に、その想いを語ってもらいました。


松尾店長
弊社はここ数年、社員の人格の成長とともにハタラキやすい職場へと変容しています。

みんなが優しく、明るく、素晴らしい会社です。

私は社員のみんなが参画できない、経営者の學びや繋がりで、みんなが知らない世界を知っています。

しかしそれは、私の言葉では伝えることができない。

今回の研修は社員のこれからの人生において明確なビジョンを、それぞれに感じ、想い、描くきっかけづくりの時間であり「場」でした。

息吹メンバーの姿はあまりにも眩しくエネルギーに溢れ、命の尊さや底無き強さを、私にも強烈に教えてくれました。

私個人としては、息吹メンバーの想いを繋ぐ役割を担いたいと強く感じ、この度の神戸公演に続き博多公演を実現することを決意し宣言します。


最後に

松尾店長の言葉の中にもあり、noteの冒頭でも少し触れたことになりますが……

「息吹」を観劇した感動を、「息吹」を知らない方へ向け、言葉で表現するのは、本当に難しいと思っています🥺

どちらかというと、私の言葉で伝えると言うより、あの「本気の一所懸命」は、ご自身の五感で体感して欲しい……!!

心からそう思える舞台なんです。

「息吹」を見れば、きっと皆さんの中に何か感じるものが生まれると思います。


最後に2日間の研修を経て、実際に私に起こった変化をご紹介いたします。

  1. 「今自分は一所懸命か?」と振り返れるようになった

  2. 生きていることへの感謝の気持ちを持ち、幸せな現代を生きているという気付きを感じやすくなった

  3. まだまだ出来る!と自分を鼓舞するようになった

これらは全て「息吹」で感動し学んだ大切な気持ちです。


研修で学んだことはお仕事(お志事)だけにのみならず、プライベートでも活かし、自分の人生がより輝くものになるよう、励みたいと思っています!


以上が2回に渡りお届けした「成長の伸びしろ!研修編」となります。

いかがでしたでしょうか?

最後に「息吹」に興味を持っていただいた方へ向け「息吹ダイジェスト~12年の歩みYouTube」を添付しておきます★

ぜひご覧ください!

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

では、またの機会にお会いしましょう~♡