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【20代教師の奮闘記】♯6 算数で円周率πを教える(雑談)

こんにちは。
教師4年目、むー先生です。

円周率3.14・・・・・・・・って覚えてますか?

今週、担任しているクラスの算数『正多角形と円』で円周について、授業をしました。
大人になってもなぜか「3.14」という数字は、頭にこびりついているあの円周率です。
中学では「π(パイ)」と呼び、「3.14」は使わなくなるのに、なぜか「3.14」ってずっと覚えてますよね。(自分だけ?)


「π」を教えた

「円周=直径×3.14」という学習をしたある日の授業。
時間が余ったので、どうしようかと悩みました。
実は数学科だった私は、円周率の話を雑談として話し始めました。

「厳密に言うと、この円周は正しくありません。円周率はずっと続くもので、今は3.14と計算しやすい数字に設定しているからです。世の中には、円周率を100桁以上も記憶している人もいるんですよ。」
子供「え~!すごっ!!」
「中学に行くと、円周率を3.14として扱いません。これは小学生までです。中学に行くと、こう書きます。」
「π」と板書
「これを、パイと読みます。言ってごらん。」
子供「パイ」
「まあ今は覚えなくても良いけどね(笑)頭の片隅に置いといてください。」
子供「先生、なんで円周率がπになるんですか?」
「すごい。いい質問。ちょうど、話そうと思いました。これは昔の偉い人、数学者が決めたことです。(教科書に載っている円の歴史に関連付けながら)」
「『π』というのは、ギリシャ文字です。昔のお偉いさんがギリシャという国の人だったからだね。実は、みんなはもうこのギリシャ文字を知っています。ヒントは、コロナ。今、流行しているのは何株?」
子供「オミクロン?」
「その通り。この『オミクロン』というのもギリシャ文字。最初に、かなり感染力が強かったのが『アルファ株』このアルファもギリシャ文字。次にみんながよく知っている『デルタ株』このデルタもギリシャ文字。ギリシャ文字は順番でアルファ→ベータ→ガンマ→デルタ→・・・と続いていきます。ちなみに、先生がこれを初めて知ったのは遊戯王の『磁石の戦士α・β・γ』です(笑)次に、『π株』とかってあるのかなぁ。」

なんて話を、雑談としてしました。

全く準備していない話だったので、不確かな情報や間違った情報もあるかもしれませんが・・・
子供たちは、なんだかよくわからない感じで「へぇ~~」という様子だったけれど、中学の勉強「π」は印象に残ったようで、「円周率いくつですか?」と聞くと「π!」と勢いよく答える子がいました(笑)


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