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ともにすすむ

「漢字スキル」を配りました。そこで、子どもたちに「どうして漢字を学習するのだろう?」と問いかけると、
・漢字を書くことで、読む人が読みやすくなる
・ひらがなばかりだと意味が分からなくなる
・音訓など、使い方を知って使えるようになるため
・大人になって漢字を使えないと恥ずかしい
・・・など、実に様々な考えが出てきました。どれも大切な視点です。このように「どうして?」と考えると、学習する目的がはっきりとします。「何となく」学習を進めるのではなく、目的を持って学習することを大切にしたいです。
この漢字スキル2ページを、火〜日に宿題として取り組む予定です。子どもたちなりに計画的に工夫して取り組むことになります。試行錯誤の連続を通して、「自分の学習の進め方」についても学んでいけるといいなと思います。

2019年4月11日:学級通信「キラリ」(若松)

18日(土)に情報リテラシー連続セミナー@東北大学で、「子どもたちの「自律」と「協働」を支える学級経営」についてお話させていただきました。そこで、「保護者と共にどうやって育ちを支えるか」みたいなご質問をいただきました。

サッと学級通信を用意できなかったので、ここで少し紹介させていただきます。冒頭に紹介したものは、2019年4月11日に出した学級通信で書いたものです。始まってすぐの学級通信ですね。このようなことを紹介しながら、「過程」をいっしょに歩もうとしています。

算数「角とその大きさ」の学習では、「どうやって分度器を使うのだろう?」という問いをもとにして、分度器の使い方をグループで学び合いながら理解していきました。「これってどういうこと?」「教科書を見てみようよ」「この問題解いてみよう」「問題つくってみてんけど」・・と、自分たちで工夫しながら学び合う姿がとても素敵だなと思いました。今日は、昨日の学習でよく分からなかったことを全体で解決していく予定です。何となく「分かったつもり」で終わらせるのではなく、「分からない」からの試行錯誤を大切に学習を進めたいです。

2019年4月11日:学級通信「キラリ」(若松)

こちらも同じ日の記事です。「すぐにスッキリする」だけじゃない学びについての考えを共有できればいいなと思って書きました。こうしたことを書くことで、お家の人もいっしょに「わからない」を大事にできるかなと考えています。

「お家の人と共に」ということは、少しずつできるようになってきました。いっしょに考える方がおもしろいですね。「どうずればいっしょに」を実現できるかは日々模索しているところです。

最近、授業が私の思い通りにいきません。これは決して悪いことではなく、むしろ素敵なことです。私が想像している以上に、1人ひとりの思いや考えがあふれ出てくるようになり、「もっとこんなことがしたい」「もっとこんなことを考えたい」が増えてきました。
4月当初に比べて「先生に教えてもらったことから学ぶ」だけでなく、「自分たちが気になったことを解決する」ことを大切にしようとしています。学習の中心がより子どもたちになってきました。
1人ひとりの「気になる」「考えたい」が集まることで、教科書で学ぶことからどんどん発展していくことができます。これからも楽しみです。

2019年4月26日:学級通信「キラリ」(若松)

久しぶりにあれこれ見返すとおもしろいですね。その時のことを思い出してきました。「お家の人と共に」というところ、これからも考え続けていこうと思います。楽しみです。

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