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イラストで見る全活動・全行事の学級経営のすべて小学校4年

この度、「イラストで見る全活動・全行事の学級経営のすべて 小学校4年」(東洋館出版社)を書かせていただきました。樋口綾香さん、小倉美佐枝さん、佐野陽平さん、坂本亜姫奈さん、永井建太さんといっしょにです。「いっしょに」書くことで、自分の中での「学級経営」に関する見方が広がり、考えが深まりました。

以下、「はじめに」で書いたことです。

「学級経営、どうすればいいのかわからず不安だな」
「子どもたちの成長を支えたいのだけれどうまくいかない」
「もっとよりよい学級経営の在り方を見つけたい」
「1年間を見通すことで、安心して学級経営ができるようになりたい」
「ただただ、子どもたちと毎日を楽しく過ごしたい」

…など、さまざまな思いを持って本書を手に取ってくださったのではないでしょうか。子どもたちの成長を支えるための指導や支援に「〇〇がよい」といったものはありません。なぜなら、目の前の子どもたちの現在の姿によって、必要な指導や支援が異なるからです。

だからこそ、「これでいいのかな?」「どうすればいいのかわからない」といった不安や悩みが生まれて当然です。しかし、「『〇〇がよい』といったものがない」「わからない」からこそ生まれるおもしろさもあるはずです。

「よりよい学級経営を」「よりよい指導や支援を」と試行錯誤する過程で、子どもたちから学ばされることがたくさんあるでしょう。私自身、不安や悩みを抱えつつ、「おもしろさ」と共に「よりよい学級経営」「よりよい指導や支援」を考えています。

「学級経営」は、子どもたちとの毎日に関わることです。1日でどうにかできることではありません。どうにかしようと思わない方がいいでしょう。できる限り長い目で考えるようにすることで「今、すべきこと」が見つかります。本書は「学級経営のすべて」ということで、4月から3月までの「子どもたちとの1年間」について書きました。子どもたちとの1年間を見通し、思いをめぐらすきっかけになればいいなと思います。

改めて、「学級経営」って何でしょうか。じっくり立ち止まって考えるとおもしろそうです。

・子どもたちのよりよい成長を支えるためにできることを探すこと
・子どもたちが気持ちよく過ごし、成長できる場をつくること
・子どもたちが過ごす場について、とことん考え続けること

…と、人によって「こういうことじゃないかな」ということが違うでしょう。

本書は、さまざまな考えを持った先生と共に書きました。だからこそ、私自身、他の先生の書かれていることを読んだり、対話したりする中で、改めて「学級経営って何だろう?」といった「問い」を持って考えるようになりました。「4年生」に限らず、他の学年の学級経営を考える時にもつながることです。その上で、「よりよい学級経営」を考えることができるでしょう。

本書をお読みになる皆様とも「『学級経営』とは何か」「よりよい学級経営」について、共に考えることができればうれしいです。どうぞよろしくお願い致します。


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